ネットワークエンジニアの仕事が辛い、辞めたい人へ。悩みを解決するには

ネットワークエンジニアの仕事が辛い、辞めたい人へ。悩みを解決するには

ネットワークエンジニアという職種は、非常に需要があり、比較的平均年収も高く、経験を積むほど難易度の高い仕事をこなすチャンスも増えてきます。

一方で、仕事が辛い、ついていけない、辞めたいと悩むネットワークエンジニアの方も多くいらっしゃるのが実状です。

ここでは、ネットワークエンジニアが仕事で悩むパータンと悩みを解消する考え方について、筆者のシステムエンジニア歴20年の経験も踏まえて解説していきます。

ネットワークエンジニアが仕事で悩む6パターン

著者自身の経験や同僚を見てきた中では、ネットワークエンジニアで悩むのは下記のようなパターンが多いです。

キャリアアップがなかなか出来ない

ネットワークエンジニアは、雇用形態や働く企業によって、スキルアップ・キャリアアップのチャンスがかなり限られてしまう職種です。

特にネットワーク監視を下請けする会社で働くと、客先常駐でずっとネットワーク監視や保守の仕事のみ。

マニュアル運用のみで、ネットワーク構成全体を理解する機会もあまりなく、構築・設計といった上流工程へ行くための実務経験が積めません。

もちろん保守・監視の業務もネットワークエンジニアとして大切な仕事ですが、やはり少しずつキャリアアップしていかなければ、飽きてしまいますし収入も上がらないです。

こういったチャンスの無い職場だと経験を積むほど、自分の市場価値が上がっていないことにネガティブな気持ちになってしまいます。

日々進化するIT技術についていかなければいけない

キャリアアップをするチャンスが無い人が多いなかで、チャンスがあってもスキル不足や知識不足でくすぶってしまう人も多いでしょう。

技術の進歩が早すぎるIT業界でエンジニアをするので仕方の無い面はありますが、業務時間外の勉強が必須なので、辛く感じることもありますよね。

クラウド化やIoTといった流れの中で、ネットワークエンジニアの立ち位置も変わりつつあります。

今後ネットワークエンジニアとしてキャリアアップしていくには、ネットワークの知識だけでなくサーバやストレージ、ソフトウェアまでトータルで理解して全体を見渡せる上に、サイバーセキュリティなどの知識ももったインフラエンジニアへの脱皮が必要になってきています。

勉強が嫌いだったり、そもそもネットワークエンジニアの仕事にもう興味を持てなくなってしまった人には辛い職種と言えるでしょう。

緊急トラブル対応や夜勤などで気が休まらない

未経験や経験の浅いネットワークエンジニアは、まずネットワークの運用・保守・監視といった業務を行います。

有人監視の業務であれば夜勤もする必要が出てきます。

また、何かトラブルが起きた時は夜中でも休日でも、トラブル処理の対応を行わなければいけないケースもあります。

さらに、大きなトラブルが起きてしまったネットワークの設計や構築が自分だった場合、自責の念もあって精神が病んでしまう人もいます。

忙しい、残業が多い

ネットワーク監視の業務は、ネットワークが正常に動作している時は基本的にさほど忙しくありません。

ただ一度トラブルが起きれば、一気に慌ただしくなり、トラブル処理が終わらない場合は、徹夜で対応を行うなど残業が増えることもあります。

また、ネットワーク設計・構築などの上流工程まで行うようになってくると、SE(システムエンジニア)などとプロジェクトチームとして働き、プロジェクトによってかなり残業をしなければいけないことも多いでしょう。

激務と言われるシステム業界で働くため、残業の多さに辛くなってしまうでしょう。

人間関係が辛い

人間関係の悩みは、人間の悩みのほぼ全てだと言われています。

全ての職種において人間関係の悩みはありますが、ネットワークエンジニアも例外ではないです。

上司や同僚との関係が上手くいかない、クライアント担当者から信頼が得られず気まずい、常駐先の企業の雰囲気が悪い、など悩みは多く辞めたくなります。

参考⇒ネットワークエンジニアが人間関係で悩むパターンと人間関係構築のコツ

仕事が辛いネットワークエンジニアの持つべき心構え

仕事が辛いネットワークエンジニアの持つべき心構え

まずは仕事が辛い状況とその原因を考えることです。

例えば、仕事において上司との人間関係が辛い場合、

  • 上司が性格的に合わない
  • 上司の能力不足で仕事が辛くなる
  • 自分のスキル不足で上司の信頼が得られず、キツく当たられている

とその辛い状況になっている原因が何かによって解決方法は異なりますよね。

もしかすると自分のネットワークエンジニアとしての潜在能力は十分に備わっているかもしれません。

パフォーマンスが上がらない原因は、あなた自身ではなく、プロジェクトのあり方や環境に問題がある場合もあります。

能力があっても、プロジェクトマネージャーのディレクション能力不足で案件がタイトなスケジュールになり、ストレスが多いプロジェクトになり、自分も良い評価を得られないのかもしれません。

ネットワークエンジニアといってもサーバ、ルータ、スイッチ、F/W、WEB系、設計、構築、運用・保守など業務は多岐にわたり一般的に総称してネットワークエンジニアと言われます。

プロジェクト内での自分の立ち位置や役割を常に客観的に俯瞰するのは自分のスキル不足分を測る上で大切です。システム全体を見たときに自分はどの部分を担っているのでしょうか?

知識として吸収しなければいけない分野と仕事の進め方の両方の学びが常に必要です。

技術面の知識ももちろんのこと、計画的にタスクを整理する方法など自己啓発系の書籍を取り入れていくことも必要でしょう。

転職で悩みを解消をする方法も

ネットワークエンジニアとして転職をして仕事の悩みを解消する

自分の所属する会社の業務方針や案件内容および方向性と自分の目指すべき方向や価値があわない場合は転職も検討して良いでしょう。

特に、スキルアップ・キャリアアップのチャンスが無い職場も多いのがネットワークエンジニアですから、転職の可能性は常に把握しておくべきです。

筆者の経験やネットワークエンジニアの友人達を見ても、転職をすることで仕事の辛さがあっさりと解消したケースも多々ありました。

幸いにして、ネットワークエンジニアの需要は高まる一方ですし、日本市場におけるITエンジニアの人材不足は深刻ですので、転職チャンスは多くあります。

ネットワークエンジニアが転職先を検討する視点

ネットワークエンジニアとして転職先を検討する上では下記のような視点を持って求人を探すのがいいでしょう。

  • ネットワーク構築を経験しているのであれば、次に設計フェーズの仕事に早い段階で携わることが可能かどうか
  • 通信キャリア、ASPプロバイダ大規模系のネットワークを含めて、どんなネットワーク製品にも触れる機会があり知識が得られるかどうか
  • 例えばハイエンド製品などに触れる機会があるかどうか

また、ネットワークを更に深く学びたいのであれば、社内にラボ環境が備えてあるところもお勧めします。

沢山のネットワーク機器を実機を通して検証したり障害調査の検証を沢山実施することでネットワークの動きを体感することができます。

筆者も30代前半は障害調査でラボ室に入り浸りになった時がありました。普段では検証できないCISCO7000シリーズやお化けのようなGSRなどのバックボーンルータを使ってパケットテストやループテストなどをしたのを覚えてます。

現時点で、あなたはネットワーク製品にどれくらい精通されていますか?

主にCISCO製品を携わってきたのであれば、次もCISCO製品がメインでしょうか?アライド、ルーセント、Foundry,HPなど他ベンダーでの構築機会などあればネットワークエンジニアとしてのキャリアに磨きがかかります。

ネットワークエンジニアからプロジェクトマネージャー(PM)などのポジションへ移行する機会などキャリアパスがあるかなども考慮しましょう。

また自分も経験しましたが、外資系SIerでキャリアアップすることも可能です。海外のエンジニアと働く機会があればネットワークへの知見や視野が深まりますし、年収も一気にアップします。

1つの組織に依存した状況を避けることが大切

仕事が辛い時に、まずすべきことは転職エージェントに無料登録をして、自分の市場価値、適正年収と転職チャンスがどれくらいあるかを知ることです。

大切なのは、1つの組織に依存した状況を避けることです。

人間のストレスが極度に高まるのは、「この環境から逃げることが出来ない」という意識がある時だと心理学実験で証明されています。

つまり、「いつでもこの会社を辞めて、他の会社で働くことができる」という意識を持てると、仕事の辛さやストレスはかなり軽減されます。

転職エージェントに登録をして、自分の市場価値と転職可能性を認識すると、意外なほど精神的に余裕が持てるようになるのでオススメです。

そこで、自分が働けそうな多くの会社の求人情報を見ていくなかで、今働いている会社という狭い世界から視野が広がって、ある意味で開き直れて、仕事の辛さが大分軽減されます。

転職業界1位リクルートエージェントの特徴と評判

転職自体を具体的に検討していなくても、大手の転職エージェントに無料登録をして面談をするだけで、様々なキャリアの選択肢が見えてきます。

最初の登録先としては業界No1で求人数と実績も日本一のリクルートエージェントをまず登録するといいでしょう。

セカンドオピニオンもあると良いので、実際に転職活動を開始する段階でさらに1〜2社に登録をして自分に合いそうなキャリアコンサルタントを選ぶ方法が鉄則です。

リクルートエージェント無料登録

ネットワークエンジニアのキャリアを活かして他の職種に転職をする方法

ネットワークエンジニアから他の職種へ転職をする選択肢も

また、ネットワークエンジニアの仕事自体に興味が持てなくなってしまった場合は他の職種への転職も検討する必要があります。

ITシステムに関連しない他職種への転職は20代までが無難

転職する年齢に寄りますが、基本は1からのスタートです。未経験で入社すれば全くの新人として扱われます。

IT系の人間がいきなりアパレル系、建設業界、マスコミなどのシステム関連に関係がない職種に飛び込んでも、どの程度その中で自分の強みを反映できるかは未知数です。

20代であれば未経験職種への転職もアリですが、20代後半以上であればやはりITシステム関連の他職種を探すのが現実的でしょう。

ITシステムに関連する他職種への転職は?

企業内の情報システム部門(社内SE)

現在ではほぼ全ての会社で、社内システムにITが入っています。

企業内の情報システム部門に所属すれば今までの経験が十分に反映され、社内でも重宝される可能性が大きいです。

システム自体はアウトソーシングしている企業も多いですが、社内にも知識のある担当者を採用している企業がほとんどです。

セールスエンジニア

例えばあるいは技術支援サイドでセールスエンジニアとして活躍すれば市場価値がついてくる可能性が大きいです。

設計構築運用など現場を経験してから、セールスエンジニアになった方とそうでない方での差はかなりな違いがあります。

プレのネットワークの商談の際に説得力が違ってきます。情報システム部の担当者からの信頼のされ方も違ってきます。エンジニアの視点で多くの提案が可能です。

例えばお客様の予算が限られている場合には、限られた予算の中でどんな構築が可能かどんな最適な運用環境を実現できるかなど実体験に沿った具体的な提案が可能です。

教育・ITスクール

ネットワークエンジニアの経験を生かして教育関連の仕事にも従事できるかもしれません。

IT系のスクールなどですね。ネットワークエンジニアになりたい方へ培ってきた経験を伝授できるかもしれません。

教えることで自分自身も自信が生まれ相手からも感謝されるのでモチベーションの向上に繋がります。

著者も30代中盤でITスクールの講師を勤めていました。