人事・労務の仕事が辛い、辞めたい人へ。悩みを解決するために

人事・労務の仕事が辛い、辞めたい人へ。悩みを解決するために

「人事の仕事が辛い。辞めたい」と実は思い悩んでいる方も多いと思います。

筆者自身も12年の人事の仕事の中で、辞めたいと思ったことは幾度となくあります。

間接部門で売上を生み出す仕事ではない人事は、他の部署から理解されにくく、会社の方針に沿って伝えた異動や評価などで、社員から感情をぶつけられることもあります。

「人事のお客様は社員」と思っている社員もいて、人事部のミスは批判の的になることもあります。

本記事では、筆者の経験も踏まえて、人事・労務の人がどんなことで仕事に悩んでいるか、その悩みの解消法について考えてみました。

人事・労務職の仕事の悩みや転職テクニックについては下記の記事でまとめています。参考にしてみてください。

⇒人事・労務職種の転職テクニックと進め方

人事・労務が仕事で悩むこと

人事・労務が仕事で悩むこと

人事・労務担当者が仕事で悩むことは、下記のようなことがあるのではないでしょうか。

  • 給与計算や社会保険手続きが複雑すぎて追いつけない
  • 給与計算の締切日あるため、まとまった休みがとれない
  • 休職者が増えその対応に追われる。
  • 他人の対応に追われて自分本来の仕事ができない
  • よい人材が採用できない。採用ノルマが厳しい
  • 社員の問題は人事部の問題
  • 社員旅行などイベントの取り仕切りに忙殺される
  • 嫌われ役にならなければいけないことも多い
  • 秘密が多く、仲間の同僚ができづらく孤独
  • 達成感が味わいにくい

さらに、

  • 給与計算はミスが無くて当たり前
  • 良い人材は採れないのは人事部のせい
  • 休職者・退職者が多いのは人事の管理が悪いから

など人事に対する他部署の目も厳しいものです。

裏方で目立たずに成果を出すのが人事の仕事

成果の見えにくい部門である人事は、本当に仕事をしているの?と疑われることもあります。

人事部門は、目立たずに黒衣(くろこ)として頑張っている人たちです。

ハラスメントなどの労働問題、鬱病、未払い残業代など人事にまつわる問題は、状況や過程を公にせず、目立たぬように解決していくのが鉄則です。

また飲み会などで会社の不満を言うなど不適切な発言は社内問題となってしまいます。人事部は、他の社員の模範になる必要があるからです。

他部署の社員の目を気にしながらも、自分の本来の仕事よりも社員の対応を優先します。

また、最近ではグローバル化の流れの中、海外から来る社員も増えています。社員のビザ手続き、入居の手続きなど、人事の仕事内容は増える一方といえます。

こういった目立たない割に大変な仕事をして、会社組織の潤滑油になっているのが人事ですが、「仕事頑張ってない」みたいな目で見られると辞めたくなってきますよね。

問題のある社員との関係が大きなストレスに

問題のある行動を起こす社員というのは、必ず一定の割合でいるものです。

パワハラ的な管理をする他部署のマネージャーや、会社の悪い噂を広めてばかりの社員など。

そういった困った社員と向き合って、問題を解決していくことが人事の仕事には含まれているのですが、これが大きなストレスになることもあるでしょう。

本音を言い合える同僚が出来にくい

人事部は、会社の人事計画、給与、評価といった人事情報はもちろん、社員のプライベートな事も含めて、機密性の高い情報を扱う部門です。

そのため、本音を言い合える同僚は、どうしても人事部内に限られ、孤独感を感じる部門でもあるでしょう。

達成感が味わいにくい

採用ノルマ人数といった目標数値はあるものの、人事部のミッションは、長期的に会社が成長するための人員を揃えることにあります。

そのために、採用と教育、優秀な社員が離れないような労働環境の整備など様々な業務が発生します。

ですが、会社が発展する時は、その優秀なパフォーマンスを発揮した社員が評価されるだけで、そういった優秀な人材を採用し教育してきた人事の仕事の達成はなかなか定量的に測ることが出来ません。

そういった意味で、人事部は達成感が味わいにくい部署といえるでしょう。

仕事についていけない人事・労務が勉強すると良いこと

あなたがもし、人事の仕事についていけない、と悩んでいる場合、ある一定の技術や知識を身に着けるだけで、周りの目も変わりますし仕事が驚くほどはかどります。

  1. エクセル
    人件費や各部署の人員増減のレポートを求められます。また昇給額やボーナスの計算にはエクセル関数を使うと時間が短縮できます。エクセルを使いこなすことによりデスクワークの効率化が期待できます。
  2. 社会保険労務士
    労働基準法、社会保険・労働保険の専門家です。法改正に対応し就業規則の変更、社会保険労働保険手続きをスムーズに行えます。また国家資格となるので合格すれば社内から一目おかれる存在となります
  3. 特定社会保険労務士
    労働問題に関して社員と事業主との間の紛争を話し合いにより解決を目指すADR(裁判外紛争解決手続き(以下ADR))を行う事ができます。
    よって過去の労働問題の裁判例なども熟知しているので、会社で起こりうる問題にたいし予測をたて、労働問題の未然解決を目指せます。
  4. 衛生管理者
    常時50人以上の従業員がいる職場で設置しなければ安全衛生法の違反となります。人事総務所属したなら、もっとも取得するべき資格であるといえます。
  5. 基礎的なビジネススキル
    ロジカルシンキング・ロジカルライティング・問題解決法の3つのスキルは、全てのビジネスマンに役立つスキルで、仕事についていき高いパフォーマンス発揮に必須です。基礎的なビジネススキルを身に着けて、磨いていくのはとても大変なことですが、意識的に勉強をすると必ず身につくものでもあります。

こういった資格やスキルは、実務に役立つだけでなく、人事職としての自信に繋がります。

参考記事:年収が低い人事・労務の人のための年収アップ、キャリアアップ方法

人事の仕事の悩みを解消をする方法

転職をして人事・労務の仕事の悩みを解消する

筆者は現在まで12年間、合計3社で人事・労務の仕事をしてきました。

そこで感じたのは、会社の規模や文化によって、人事の仕事の大変さや辛さは大きく変わるということです。

人事の仕事は人が相手なので、社員の数が増えるほどに仕事の数と種類が増えます。

例えば社員の対応に追われて、人員計画や業務改善など本来やりたい仕事ができないと悩みをもっているのならば、人事部の社員数が多く、仕事が分業された会社に転職するという手があります。

分業がしっかりとされている会社であれば、あなたが一番やりがいを感じられる仕事をメインに出来るかもしれません。

または社員数の少ない企業に転職をすることで、多くの人事問題が生じないため、採用や長期人事計画に関わる仕事に集中しやすくなります。

またブラック企業のようなところで働いていると、人事部も多くのストレス高い仕事が回ってきます。社員の問題も続出します。

一方で、人を大事に扱う企業では、会社の雰囲気が良く、社員の問題も少なく、人事も含めた社員一丸となって協力し合う文化がある会社も多いです。

結局のところ、経営陣・主要幹部の人間性や考え方が企業の文化を作ります。

企業文化の影響を一番に受ける人事部の仕事のやりがいと辛さは、企業によって全然異なるということです。

1つの組織に依存した状況を避ける

人間のストレスが極度に高まるのは、「この環境から逃げることが出来ない」という意識がある時だと心理学実験で証明されています。

つまり、「いつでもこの会社を辞めて、他の会社で働くことができる」という意識を持てると、仕事の辛さやストレスはかなり軽減されます。

大手企業、ベンチャー企業、外資系企業の3社で働いてきましたが、最初の大手企業で働いていた時が、最も仕事が辛くてストレスが大きかったです。

その時に私がしたのが、転職エージェントに登録をして、自分の市場価値と転職可能性を認識することでした。

人事職はどんな企業でも必要とされることもあって、転職チャンスが豊富にある職種と言えます。

そこで、自分が働けそうな多くの会社の求人情報を見ていくなかで、今働いている会社という狭い世界から視野が広がって、ある意味で開き直れて、仕事の辛さが大分軽減されました。

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セカンドオピニオンもあると良いので、実際に転職活動を開始する段階でさらに1〜2社に登録をして自分に合いそうなキャリアコンサルタントを選ぶ方法が鉄則です。

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人事・労務職の仕事の悩みや転職テクニックについては下記の記事でまとめています。参考にしてみてください。

⇒人事・労務職種の転職テクニックと進め方