SE(システムエンジニア)の仕事が辛くて辞めたい。SEの悩みや解決方法

SEが仕事で悩むのはどんなこと??

どんな職種でも仕事上の悩みはありますが、システムエンジニア職の仕事の悩みとはどんなものがあるでしょうか。

顧客に信頼されない

SEは顧客に信頼されることが成功の秘訣といっても過言ではありません。顧客に信頼されるということは次の発注をしてもらえることにも繋がります。

ところが信頼を得るということが生易しいことではありません。顧客はお金を払う立場でありシステムを現場で正しく運用することに重圧を背負っていますので、最初から厳しい眼をSEに向けています。

新人であるから甘く見てくれることなど一切無く、支払う対価に見合うことを確実に遂行してくれるのが当然であると考えています。

顧客は自分達のビジネスの目線でしか、SEに対する要求をしません。その結果、無理難題を突き付けられるケースも多く、契約に無い範囲のことを平気で要求してくることもあります。

かといって、無碍に断ることも立場上難しく、うまくやっていくことにジレンマを感じることが多々あります。

仕事を要領良く進められない

まずはプロジェクトを計画してスケジュールを策定し、タスクを洗い出して進めて行くことになりますが、個々のタスクを実際にどのように消化していけば良いかを誰かが都度指し示してくれるわけではありません。

万能なプロジェクトマネージャが細部に渡る作業の全てまでをリードしてくれることを期待するわけにもはいきません。

SEは自ら道を切り開きながら仕事をこなしていく必要があります。

しかし周囲との協力関係が築けなかったり、課題が内在していると分かっていながらスキル的に解決出来ないなど、悩みを抱え込みやすいです。

新しい技術を覚えられない

作り上げるべきシステムのプラットフォームが変わったり、新技術に取って代わるというように、SEは日々勉強の毎日です。

しかし覚えることが多すぎたり、年齢を重ねて吸収しきれなくなるなどで、ストレスを抱えているSEも少なくないと思われます。

自身の技術が古びていき、通用しなくなることに不安を抱え込みやすいです。

日々忙しくて精神的、肉体的に辛い

SEの作り上げるシステムには正解が無く、顧客や開発担当者間で何度もすり合わせをしながら形にしていきます。

しかし計画的に進めようとしても、人が意思決定していくプロセスである以上、開発の途上で大きな課題やミスによる手戻りが発生して工数を圧迫してしまうことが多いです。

最悪な場合、本番リリース直前で上流工程の要件不備が発覚して、要件定義からやり直すような可能性があります。

このときの手戻り工数は絶大なものとなり、徹夜や休日出勤の可能性があります。

仕事が辛い、ついていけないSEはどんなことを勉強すべきか

仕事についていけないSEは何が問題なのかを自分自身で分析して理解する必要があります。技術力が無いことが問題なのか、顧客の業務要件を理解出来ないことなのか、コミュニケーションがうまく取れないことが問題なのか。

技術力が無いと感じるならば実務に関連する専門書をまずは1冊購入して、熟読することです。

専門書は価格が高いですが、その分実務に役立てられるスキルが身に付く可能性があります。自己投資を惜しむべきではありません。

また業務要件を理解出来ないならば臆さず顧客にヒアリングすることです。顧客は業務のプロです。嫌な顔をされても良いシステムを作り上げようとするSEの熱意が顧客の信頼を得ることに繋がります。

コミュニケーションの問題は書店に並んでいる書籍から研修など手段は色々ありますが、ノウハウだけでなく、現場での経験により身に付けるべきです。受け身なスタンスでは無く、自らが発信する気概が状況を改善すると言えます。

SE職種で転職をして、悩みを解消をする方法

日本人は自責の念が強い傾向にあるため、仕事上の悩みを「自分の努力やスキルがいたらないせい」と考えがちですが、実際には「働く環境が原因」であることも多々あります。

SEの仕事上の悩み、仕事の辛さが転職をして仕事環境を変えることで劇的に改善された事例を筆者も自身の体験や友人SEの体験で目の当たりにしてきました。

SEとして働ける会社には代表的なものとして、メーカー系、ユーザー系、独立系があります。

筆者自身はメーカー系企業のSEとしてキャリアをスタートさせ、現在はユーザー系の企業で働いていますが、転職によって労働環境が激変しました。

現状に不満を持ち、悩んでいることは人それぞれだと思いますが、次の2つのケースにおいて転職で悩みを解消できる可能性について記します。

連日残業、休日出勤といった労働時間に不満を抱えているケース

この場合は基本的にはユーザー系企業や社内SEなどで労働環境が安定している会社への転職を目指すことをお勧めします。

筆者がメーカー系SEに勤めていた時代は系列の親会社を持っていましたが、常に顧客先常駐でした。

顧客先常駐では例え請負契約と言えども労働時間をコントロールすることは難しいです。

給与やキャリアに対する不満を抱えているケース

ITゼネコンの多重下請け構造から、下請けの企業で任されることは下流工程が中心で給与も相対的に低い傾向があります。

下流工程の経験のみで元請けの上流工程を任される企業に転職するのは簡単では無いかもしれませんが、高度情報処理の資格取得を目指しながら普段の仕事でも上流のポジションを担っている人の役割や行動をよく観察してノウハウを盗むべきです。

SEのキャリアを活かして他の職種に転職をする方法

年齢にもよりますがSEから他の職種に転職をして成功するのはなかなか難しいことだと思います。

同じ職種で異業種ということであれば、社内SEという道が一つの選択肢ですが、職種を変えるとなると基本的には一からの気持ちで臨む必要があります。

ただSEという仕事で身に付けてきたキャリアは他の職種でも活かせることは多々あります。

筆者が思い浮かぶ職種を一つ選ぶとするならば営業職への転職です。

私は駆け出しの頃にとても仕事が出来る先輩社員から「SEも営業も変わらない」と教えられました。SEの経験で培ってきたコミュニケーションスキルは他の業界に引けをとるものではありません。

SEは仕事を繋ぐために、システムに付加価値を乗せたサービスを売り込んでいるようなものです。営業はシステムに限らないあらゆる物を商品として売り込みます。話す力が大切な仕事で
すからSEでの経験は役立ちます。

またエンジニアリングの観点から営業を行ったり営業サポートを行う、セールスエンジニア職への転職はSEキャリアをまさに活かせるでしょう。

営業を例としましたが、SE職での経験で身に付けた知識とスキルは他の職種でも必ず活かすことができるものです。

自身の強みを伸ばしながらも転職活動のときには転職エージェントの対面型のカウンセリングサービスを利用する等して活躍できる可能性のある職種を紹介してもらうことが望ましいです。