営業職の人間関係。辛いパターンと人間関係構築のコツ

人間関係が大変な営業職。辛いパターンと人間関係構築のコツ営業職は他の職種と比較しても、仕事の中で人間関係が重要です。

しかしだからこそ、社内外の人間関係で悩み疲弊する営業マンが多いのも事実。

本記事では、

  • なぜ営業職に人間関係が大切なのか
  • 営業マンが悩む辛い人間関係のパターン
  • 営業職の人間関係構築のコツ
  • 悩みの解消方法

をまとめました。

営業職には人間関係構築スキルが大切

顧客との人間関係の大切さ

営業は行動すればするほど見込み客と出会う確率が高まりますが、足で稼ぐ営業方法だけでは、必ず売上数字は頭打ちになります。

優秀な営業マンは、「顧客との良い人間関係構築」で商品やサービスを売ります。

  • 「あなたが紹介する商品なら間違いないだろう」
  • 「あなたは信頼出来るし、新しいサービスの導入はあなたに仕切ってもらいたい」

顧客からこうした声がかかるようになるには、良好な人間関係を築かなければなりません。

営業職の社内での人間関係の大切さ

営業職は社外の顧客との人間関係だけでなく、社内の人間関係構築にも日々努力をしています。

  • 営業をサポートするセールスエンジニア
  • 営業事務や経理
  • マーケティング・宣伝
  • 制作部門

例えばこういった社内の関係部門との人間関係を良好に保てないと、営業活動や受注後の制作納品などの業務が円滑に進まず、結果として顧客の信頼を失い、売上を失うことになるのが営業部門の大変なところです。

顧客との人間関係が辛い

顧客との人間関係が辛いまず顧客との人間関係の辛さについてです。

接待をしたくない

ゴルフや飲み会などの接待は、業界によってはいまだに強力な営業手法です。

若い世代が多く働いているIT・通信業界では、こういった営業手法は頻度は少ないですが、40代以上が要職についている多くの日本企業ではいまだに一般的です。

総合商社や不動産営業、マスコミ・広告関連の営業などで特に多いようですが、顧客との飲み会が毎晩のようにある場合もあります。

夜まで仕事をして接待で終電頃まで飲みまくり、毎朝二日酔い状態で出社せざるを得ない営業マンも多くいます。

酒もゴルフも苦手な人は、ここで悩んでしまいますよね。なんで定時後のプライベートな時間を、仕事関係の人との飲み会などに時間を使わなければいけないのかと。

取引先担当者と仲良くなれない

誰とでもすぐに仲良くなれる人もいれば、限られた少数の人だけと深い付き合いをする人もいます。

後者の人の場合、多くの新しい人とどんどん会っていかなければいけない営業スタイルを持つ会社で働くとかなり辛くなるでしょう。

また、特に新卒営業マンで悩むのは、営業先担当者がほぼ全て年上だということです。

年上に可愛がられやすい人もいますが、多くの場合は、ビジネス知識も社会知識も無いのでなかなか話が合わずに、顧客の信頼を得られる悩みます。

上司との人間関係が辛い

上司との人間関係が辛いすべての部下にとって、上司との人間関係は大変なものです。

営業マネージャーには、営業経験が長い人と、営業経験がなく異例人事で営業に来てしまった人の2種類がいます。

営業を熟知した上司との人間関係

営業歴が長い上司は、自分の成功体験を部下にも伝授しようと、事細かく部下を管理するマネジメントスタイルが多いです。

上司との人間関係の要は、「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)」にあります。

ある程度経験を積んだ営業マンであれば、ホウレンソウを執拗に求める上司がうるさく感じられ、もっと自由に働きたくなるものです。

しかし、細かく管理したい上司は、ホウレンソウをしてもらえないと不安になり、部下から信頼されていない気持ちになり、人間関係に亀裂が生じ始めます。

また、営業歴の長く権限委譲が出来ない上司は、部下の担当している顧客先にも頻繁に会いに行こうとします。

上司自身は部下の営業活動をアシストしているつもりなのですが、部下としては不満を抱えます。

せっかく自分のことを信頼して色々相談してもらえるようになった顧客との関係を上司にかき回されていると感じます。

営業を知らない上司との人間関係

営業経験がない人が上司になれば、部下が自由にのびのび営業活動ができるかというと、そうでもありません。

顧客との営業活動のなかで重要なキモを理解していないから、部下の行動を適切に評価できないためです。

例えば、戦略的な値引きをしようにも、部下が「交渉を有利に進めるために必要な契約条件だ」と食い下がっても、契約交渉の厳しさを知らない上司は認めてくれません。

部下の営業活動を適切に評価出来ないので、行動目標の設定や正当な人事考課もできず、部下の不満は溜まる一方です。

同僚営業マンとの人間関係が辛い

同僚営業マンとの人間関係が辛い営業の世界は、競合他社だけでなく、社内でも競争が行われています。

同僚の営業マンとは、表向きはチームワークを求められますが、実際には数字での競争が必ず存在するシビアな世界です。

後輩営業マンの突き上げ

ある程度経験を積んだ営業マンの悩みの1つは、後輩からの突き上げです。

自分の業務時間を削って後輩フォローしていれば、自分の営業活動の時間が減りますから、一時的に業績が落ちるのは当然です。

でも、かわいがっていた後輩の方が営業成績が良くなってくると、どうしてもプライドが傷つくものです。

先輩営業マンとの関係

優秀な先輩営業マンはありがたい存在です。自分に足りないところをズバズバ指摘してもらえますし、上司より身近な存在なので仕事の方法を盗みやすいからです。

しかし、あなたの方が実績を上げ始めると、少しずつ関係に亀裂が生じることもあります。あなたが尊敬していないという気持ちを、先輩は敏感に感じ取ります。

関係が悪くなってしまったら、あなたの仕事っぷりを「後輩からの突き上げ」とみなし、疎ましく思う人もいるでしょう。

他部署の人との人間関係が辛い

他部署の人との人間関係が辛い営業マンの商材は、企業が総力を結集してつくりあげたものです。

商材が自社商品でなくても、それを仕入れた担当者、仕入れ交渉をした担当者など様々な営業以外の人が関わっています。

だから営業マンの仕事は、他部署との人間関係も必須となってきます。

他部署の人に「顧客目線」が無い

顧客のニーズを常に感じている営業マンは、常に顧客目線で物事を考えます。

どうしても値引きをしなければいけない、どうしても仕様を変えて納品しなければいけない。そんなことは日常茶飯事でしょう。

でも顧客と接していない部門の人は、どうしても顧客目線になれずに、営業マンの単なるワガママだと協力してくれないのです。

そういう時、営業マンは社内で孤独な存在だと悩むでしょう。

アフターフォロー体制の不備が営業をイラつかせる

また営業の仕事は、納品までが仕事ですので、契約後に制作物が納期通りにしっかり出来上がるか、顧客が満足をするかまで責任を持たなければいけません。

最後まで顧客が満足をする状態で納品することで、顧客の信頼を得ているのが営業マンです。

しかし、社内の別部署の人たちが、その信頼関係を壊してしまうことがあります。

「修理に来るのが遅い」「アポを取らずに突然やってきた」「カスタマーセンターに電話をしたけど30分も待たされた」などなど。

他部門の責任範囲の問題なのですが、結局、顧客の信頼を失うことで売上にダメージを食らうのは営業マンなのが辛いところです。

営業マンが人間関係で悩まないコツ

営業マンが人間関係で悩まないコツ営業マンが抱える様々な人間関係の悩みについてみてきましたが、その解決方法について考えてみましょう。

人間関係づくりは仕事そのもの

まず、良好な人間関係づくりは、営業職に限らず全てのビジネスマンにとって永遠の課題です。

ビジネスはモノ、ヒト、カネの3つで作られていて、ビジネスの1/3はヒトです。

人間関係に悩むのは営業マンとして当たり前のこととも言えるかもしれません。

人見知りでも大丈夫。聞き上手であるべき

人見知りの人が、営業失格者になるわけではありません。実際、酒も飲まずゴルフやらずに営業畑を生き抜き、企業のトップに登り詰めた人はたくさんいます。

人見知りの人は、まだあまり深く知らない人に自分のことを色々話すのが苦手ですが、その半面「聞き上手」です。

売れる営業マンは総じて「聞き上手」です。

それは営業の仕事は、相手の感じている課題を解決してあげることだからです。

どんな人も自分の話を聞いて理解してもらいたい欲求を持っています。

聞き上手であれば、相手が気持ちよく自分のこと、自社のことを話してくれるので、それだけ相手の抱えている課題を把握できます。

「売ってやる」じゃなく「売らさせていただく」姿勢

営業マンの商材は、企画部、開発部や仕入れを担当する部門などが頑張って作り上げたモノやサービスです。

営業活動の中で、それらの部門の人達の協力が必要となるケースも多々あるでしょう。

しかし、営業マンが常に「俺たちが売ってきてやる」という気持ちを持てば、開発や企画などの部署の人に見透かされ、協力関係が薄れてきます。

無駄に低姿勢である必要はありませんが、「売るための商材を用意してくれてありがとう」という感謝の気持ちを常に持っていれば、自然と伝わり、他部門との良好な関係が築けるようになるはずです。

人間関係の土台は誠実さ

「誠実さ」と書いてしまうと、非常に道徳的で説教臭くなってしまうのですが、実際に良好な人間関係を築いているビジネスマンは必ずといっていいほど誠実です。

誠実なビジネスマンを見ていると、具体的には下記のような意識を持って仕事をしていると感じます。

  • 交渉の場では、裏表なく素直な条件をぶつける
  • 自分が悪かった時は、まず謝る
  • 相手の立場を想像する
  • 上から目線にならない

どうしても人が悪い会社の場合は、環境を変えよう

転職をすることで仕事の辛さがなくなることもあなたがどんなに良好な人間関係を築く努力をしても、世の中には本当に嫌な人というのはいます。

筆者が10年以上、数社で営業をやってきた経験上、人間関係を壊すような人が数人いるだけで、負の感情が伝播していき、会社の雰囲気はどんどん悪くなっていきます。

そういった雰囲気の悪い職場で、ただ人間関係だけで疲弊して人生を使うのはとてももったいないことだと思います。

働く会社を変えるだけで、それまでの人間関係の悩みが一気にリセットされることも多々あります。

世の中には溢れるほどの色々な会社があり、それぞれ独自の文化と雰囲気を持っています。

営業職は特に求人数の多い職種でもあるので、一度転職エージェントに登録をして、キャリアアドバイザーに色々な企業を紹介してもらうのも解決の良い手です。