ネットワークエンジニアのキャリアアップに。難易度別おすすめ資格

本記事では、ネットワークエンジニアの業務やキャリアアップに役立つ資格についてまとめました。

未経験でも合格できる!初心者向けのおすすめ資格

ネットワークエンジニアとして駆け出しの方や、これからネットワークエンジニアへの転職を考えているけれども知識がまったく無いという方におすすめの資格がITパスポート、基本情報技術者、シスコ技術者認定-基礎(CCNA)の3つです。

ITパスポート

ITパスポートではコンピュータの仕組みから簡単な情報処理のことなどを学びます。

ITパスポートで学ぶことはエンジニアは知っていて当然のことなので、面接の際にやる気があると認めてもらう程度にしかなりませんが、これからネットワークに関連した仕事をするうえでの常識を学んでおくことで他の資格の勉強を始める前の基礎固めに便利です。

内容が比較的基礎的な内容の資格のため、勉強せずに受験する人も多いことから合格律は50%前後となっていますが、しっかり勉強すれば合格できる資格なので問題ありません。

IT関連職だけでなく、事務系の仕事にも役立てることが出来る仕事なので、事務や経理への転職を考えている方にもおすすめと言えるでしょう。

基本情報技術者

基本情報技術者はITパスポートより少し難易度が高く設定されており、コンピュータ構築だけでなくプログラミングに関連する問題も出題されることから、ネットワークだけでなくシステムエンジニアなど幅広いエンジニア職における入門レベルの資格となっています。「基本」というワードのせいで簡単そうなイメージのある資格ですが、毎年の合格率は20%前後とかなり低く、しっかり勉強をして挑む必要があります。

シスコ技術者認定-基礎(CCNA)です。

この資格はITパスポートや基本情報技術者と違って国家資格ではなくベンダー資格という扱いになります。

ネットワークに特化した資格のため、ネットワークエンジニアを目指す方や新人のネットワークエンジニアが基礎を学ぶために良い資格と言えるでしょう。

しかも資格もネットワークやワイヤレス、デザインなど細分化されており、自分が希望する職種に絞って勉強することが出来、1か月の新入社員研修でこの資格取得を目指す企業も多いです。

しかし、毎年60%前後の合格率となっていますが、年々難易度が上がっており、しっかり勉強して資格取得を目指す必要があります。

また、シスコ技術者認定は5段階に分かれており、ここで紹介したのは2番目に簡単なアソシエイトレベルのCCNAですが、もっと難易度の低いエントリーレベルのCCTやCCENTなどもあるので不安なのであればこちらから始めてみると良いでしょう。

知識や業務経験がついたら中級レベルに挑戦

最初に紹介した初心者レベルの資格の勉強をしてみて簡単に感じる人におすすめなのが、「LPIC」「シスコ技術者認定-プロフェッショナル(CCNP)」です。

LPIC

数あるプログラミング言語の中でもLinuxに特化しており、国内だけでなく海外でも認められている資格です。Linuxはシステム開発系の言語ですが、色々な言語を使った開発に欠かせないプログラミング言語であり、幅広いジャンルの開発に対応することが出来ます。この資格もレベル1から3まで難易度が分かれており、自分のレベルに合わせて受験しましょう。

シスコ技術者認定-プロフェッショナル(CCNP)

先ほど紹介したCCNAに次ぐ3番目の難易度であるプロフェッショナルレベルはトラブルシューティングなどといったネットワークエンジニアとして必要な業務が出来る程度のレベルであり、ある程度エンジニアとして仕事に慣れてきた人が受験者に多い資格となっています。また、プロフェッショナルを受験する場合、基礎レベルであるアソシエイトに合格していないと受験資格が与えられず、しかも有効期限が3年間と指定されているため、有効期限内に受験する必要があります。

これらの資格を取得できるレベルであれば、問題なく即戦力として働くことが出来ると言えるでしょう。転職の場合新卒と違ってある程度のスキルが要求されるため、未経験でネットワークエンジニアへの転職を希望するのであればこのレベル程度の資格を取得するのがおすすめです。

取得すれば大手正社員も夢じゃない!上級者向けのおすすめ資格

ネットワークエンジニア、インフラエンジニア上級者におすすめの資格が「ネットワークスペシャリスト試験」「情報セキュリティスペシャリスト試験」「シスコ技術者認定-エキスパート(CCIE)」の3つです。

ネットワークスペシャリスト試験

誰でも受験することが出来ますが、ネットワークや情報セキュリティー、開発など様々なネットワークエンジニア業務関連の問題が出題されます。

一番最初に出題される選択式問題は応用情報技術者レベルの問題なので難なくクリアすることが出来る人が多いですが、その後に出題される論述式問題で点を取ることが出来ずに落ちてしまう人が多いです。

合格率は10%程度となっており、記述式問題で確実に点を取ることだけでなく、わからなくても部分点を稼ぐことを意識して試験勉強を勧める必要があります。

情報セキュリティスペシャリスト試験

この資格は情報セキュリティーに特化していますが、出題範囲がネットワークスペシャリストと一部被っているため、ネットワークスペシャリストの受験経験がある場合はなおおすすめと言えます。

システム開発やソフトウェア開発などといった知識に加えて、これらの開発プロジェクトン必要な管理やシステム監査などに関する知識が要求されるため、暗記量がかなり多い点が難易度が高い理由と言えるでしょう。

それに加えて問題文も長めになっていることから高い文章読解力も要求されます。難易度もネットワークエンジニアと同じ10%程度となっています。

シスコ技術者認定-エキスパート(CCIE)

こちらは5段階に分かれているシスコ技術者認定資格の中では2番目の難易度にあたる資格であり、プロフェッショナルと同様、プロフェッショナルに合格してから3年以内に受験する必要があります。

プロフェッショナル以上のレベルは難易度がかなり高いことからエンジニアとして転職活動をする場合の大きな武器となると言えるでしょう。

特にエキスパートレベルは世界に高いエンジニアとしての能力を示すことが出来る資格であるため、世界で活躍したいと思っている方や大手企業をはじめとする企業でキャリアアップを目指したいと思っている方におすすめです。

合格率は公表されていませんが、難易度はネットワーク・情報セキュリティスペシャリスト試験と同等と言われています。また、これよりさらにレベルが高いアーキテクトと呼ばれるランクもあり、大手のグローバル企業でエンジニアのトップとして働きたい方にはこの資格がおすすめです。

すべて英語で問題が出題されることもあり、プログラミングをはじめとするネットワークエンジニア業務に関する知識に加えて高い英語読解力も必要とされますが、合格率がかなり低く、グローバル企業でキャリアを積みたいと考えているのであれば取得しておくと転職をより有利に進めることが出来ます。

上級の資格は実際にエンジニアとして働いている人でも合格することが難しい資格であり、実務経験を積んでから受験する方が良いと言えるでしょう。

勉強時間に関しても1~2年を要し、しかも毎日継続して勉強をする必要がある資格であるため、エンジニアとして働きながらキャリアアップなどを目指している方におすすめです。