ネットワークエンジニアの雇用形態。正社員、契約、派遣、フリーランスの特徴

本記事は、ネットワークエンジニアの様々な雇用形態について、それぞれの特徴とメリット・デメリットを解説します。

ネットワークエンジニア正社員の特徴とメリット・デメリット

まず正社員として働くという働き方です。正社員のメリットとしては何といっても安定性があるということですよね。

正社員と言うことで簡単にリストラされるということも少ないですし、仕事を直接受託する企業の正社員なら重要な案件を任されやすいということもあります。

やはり自社の人材を優先的に育てたいと思うものですので、派遣などよりはやりがいのある仕事を任せてもらうことができるのです。

一方、派遣やフリーランスに比べて給料が低めだということも言えます。特に20代の内はなかなか給料が上がりにくく、フリーランスとは倍以上違うなんて場合もあるので、他の働き方と比べてしまうと少し物足りなく感じるでしょう。

しかし、ネットワークエンジニアの資格であるCCIEを取りたいと思った時に、資格取得のサポート、講習費用や受験費用の援助などをしてもらえる可能性が高いのは正社員ですから、スキルアップという面では正社員として働くメリットは大きくなります。

また将来的にフリーランスを目指しているという場合でも、正社員としてスキルを磨いたり各企業とコネを作っておくということができますから、安定性を保ちながら将来に備えられるのはメリットでしょう。

正社員と言ってもその働き方はさまざまです。マネジメントなどを任されていれば自社で仕事をすることになりますが、ほとんどのエンジニアは自社に常駐して仕事をするわけではありません。ほとんどの場合は、客先で勤務をする客先常駐という働き方になります。

客先常駐はその名の通り、客先の企業に常にいて働くという働き方です。月のほとんどは客先で働き、月に一度程度帰社してミーティングなどをするといったスタイルになることが多いのが、正社員の特徴になります。

重要な顧客であるほど正社員に客先常駐してもらいたいという企業が多いですから、必然的に正社員は客先常駐をする確率が高まるのです。

基本的には自分で仕事を選ぶことはできず、会社から指示されて業務をすることになりますので、やりたいことと任される仕事が違うといったこともあるでしょう。

ネットワークエンジニア契約社員の特徴とメリット・デメリット

契約社員の場合は雇用主と労働者が直接、半年から一年の契約を結んで働くことになります。

メリットは、契約期間の間で社風やその企業の働き方、職場の雰囲気などを判断できることにあります。

実際に働いてみて判断することができるのが一番のメリットなのですが、その場合契約終了後に正社員として登用されるのかということをしっかりと確かめておかなければいけません。

正社員としての登用を考えていない企業の場合は、仕事が少なくなってきたらすぐに契約を更新してもらえないといったこともあります。

正社員登用を見据えた契約なのか、それとも安いコストで足りない人材を補うためなのかを確認しなければ、すぐに切ることのできる便利な人材として使われてしまう可能性もあるので注意しましょう。

また、給料面で言えば派遣社員よりも少ないことが一般的ですから、短い期間だけ働きたい、契約社員から正社員への道が用意されているという場合以外は、あまり大きなメリットがないのが契約社員です。

働き方としては、正社員ほど重要な案件を任されることはありませんが、自分のやりたい仕事を選択することが可能です。

契約社員の場合は募集時点である程度仕事が決まっているものが多くなっています。そのため、自分がやりたいことや専門分野の募集に応募すれば自分のスキルを活かした仕事をすることができるでしょう。

ネットワークエンジニア派遣社員の特徴とメリット・デメリット

派遣社員の場合は契約社員とは違い、派遣会社と契約してそこから企業へと派遣されることになります。

派遣社員のメリットとしては、給料が比較的高く残業代などもしっかりと払われることです。派遣会社が間に入っているので、給料や勤務時間などはしっかりしているのが派遣の特徴になります。

そのため、働き方次第では正社員よりも年収が良いということもあるのです。ただし、正社員に比べると安定性には欠けます。ネットワークエンジニアの派遣の場合には短期間での契約が多く、プロジェクトなどが終了すれば仕事が途切れてしまうということもありますし、一か所に腰を落ち着けてという働き方ではないため精神的な疲労もあるでしょう。

派遣社員の働き方としては、自分のやりたい仕事を選択して働くことができます。

あらかじめ派遣会社にどのような仕事をしたいのか、得意分野はと言ったことを伝えておく、将来はこの仕事をしたいという明確な目標を伝えておくと、スキルアップできるような案件を割り振ってもらうことが可能です。

正社員よりも自由に自分のしたいことを選べるのが大きな特徴でしょう。また、短期間の契約が多いため、さまざまな案件に携わることができるようになっています。

新しい案件を次々にこなすことで、スキルアップや人間関係の構築などにつなげることができますし、さまざまなスキルや経験を積んで大手企業を目指すという働き方をする人も少なくはありません。

派遣社員の場合はマネジメントに関わることはできませんから、そちらを目指している場合には、派遣でエンジニアとしてのスキルをある程度身につけたら将来を見据えた行動をする必要があります。

フリーランス ネットワークエンジニアの特徴とメリット・デメリット

フリーランスは今まで紹介した働き方と違って個人事業主になります。

企業に所属せずに活動をするため、自分自身の力で営業をして仕事を勝ち取る必要がありますから、エンジニアとしてのスキルはもちろんのこと高い営業力が必要になる働き方です。

コネや仕事を提案する能力、スキルがものをいうのがフリーランスですから、派遣や正社員として経験を積んでから独立するというのが一般的です。個人事業主ですから、自分自身で確定申告などをする必要もあるので、企業に所属して働くよりも雑務は多くなるでしょう。

その分、収入と言う面では期待できるのがフリーランスです。年収1,000万以上といった企業に勤めていてはなかなか稼げないような金額を稼ぐフリーランスネットワークエンジニアはとても沢山います。

継続的にある程度の売り上げがある、目安としては月の売り上げが50万円以上ある状態を継続できるのなら、法人化することも検討します。

法人化すると、会社の社長になるので社会的な信用度があがりますし、節税の効果もあります。自分のスキル次第では大きな収入アップが期待できるフリーランスですが、正社員などと比べると不安定であるということは言えます。

フリーランスの働き方としてはまず、仕事を得るために営業をする必要があります。

契約内容の提案や見積り、交渉、これらのことをすべて自分で行う必要があります。仕事の内容としては、単発の仕事をその都度受けるというケースや、長期的な契約を結んでその期間内で企業から案件を受けるというケースなどさまざまです。

幅広く自由な働き方をすることができるのはフリーランスならではでしょう。

主な仕事内容はフリーランスであっても正社員であっても違いはありません。ネットワーク監視、構築、設計などから自分の得意分野に営業をかけることになります。

またフリーランスに重要なのは信用ですから、些細な変更であってもクライアントに報告して伺いと立てるということも必要です。

継続的に仕事があればいいですが、仕事が途絶えた時の精神的不安や疲労は大きくなりますので、覚悟して独立することが重要です。

ただ最近はフリーランスのエンジニアと企業を仲介するサービスも多々あり、登録をすることで、営業の代行をしてくれたり、企業にオンラインでオファーを出すことで案件を受注できるので、生活が出来なくなるほど仕事が絶えるといったことはあまりなくなりました。