年収が低いネットワークエンジニアのキャリアアップ方法


ネットワークエンジニアとして働いているけど、年収が上がらない!どうすればキャリアアップできるの?

本記事はそんな疑問に答えます。

筆者は、日系企業から外資Sierで15年ほどネットワークエンジニアとして働いていて、現在はITエンジニア養成校の講師をしています。

その経験を踏まえて、ネットワークエンジニアで年収がなかなか上がらない人の特徴を紹介すると同時に、評価を変えて年収を上げていくための方法についてご紹介します。

ネットワークエンジニアで評価されない人の特徴

ネットワークエンジニアで評価されない人の特徴

ネットワークエンジニアでなかなか評価がされない人の特徴と言えばどんなことを挙げれるでしょうか。

基本的に企業では評価者は、技術面とヒューマンスキルの両方でネットワークエンジニアとしての査定をつけます。

スキル面ですが、担当する案件対応する際のネットワークエンジニアとしての知識・知見、品質、お客様の評価、納期遵守の要素から、当人のパフォーマンスを評価します。

  • 知識はあっても、実際に構築や設計に仕事として反映されているかどうか
  • 納期の遅れ、調整ミスの際に、責任感を持って対応しているか
  • 他のメンバーと良好な関係を保ちつつ、真摯に案件と向き合っているか
  • 問題発生を未然に防いでいるか
  • 問題発生を早い段階で気づき、影響を最小限に抑えようとしているか
  • プロジェクトの状況理解とホウレンソウがしっかり出来て、案件を任せられるか

そういったことを管理職は観察してます。

常に忙しいの口癖を連発し、結果が出てこない人、納期遅れや設計構築の作業ミスを続発する人の評価は低いでしょう。

客先からクレームになる方も当然信用が低くなります。

ネットワークエンジニアは技術スキルばかりでなく、コミニュケーション能力も必要になります。

問題や障害など客先社内の打ち合わせや会議の際に、相手の意見を尊重しながら的確に自分を表現できなければなりません。発する回答がいつも曖昧、具体的な案や解決策を出ない出せない人、いつも人に聞きまわっている、自分で調べ解決しようとする姿勢が見られないと、評価がなかなか上がりません。

如何に自分の立ち居地、現状の的確な把握、仕事の方向性を見通して作業に取り組めるか、結果として製品に反映されその人の評価に返ってくると思います。

上司が部下を評価する際は、一言で言うなれば、「ある程度放っておいても、しっかり案件を任せられる」と感じさせられるかどうかです。

ネットワークエンジニアが年収アップを目指すための心構え

年収をあげるには、単なる作業員では難しく、リーダやマネジャーなど部下を抱えてプロジェクトを運営したりするようになっていくことも必要と思います。日ごろの作業の中でプラスアルファを探すことです。

障害対応は、スキルアップに必要な経験です。知見が大いに増える機会です。

誰かに依頼して解決を急ぐのも時として必要ですが、できれば自分でぶち当たって解決してみてください。

障害対応は、実体験でのネットワークエンジニアのスキルアップにかなり繋がります。問題意識をもって、リカバリ案を考えてください。

何故?この設定や作業が必要か?もっと効率的な運用はできないものか?ネットワーク機器やIOSの潜在的なバグだとしてもベンダーの回答を待つ前に、運用で回避できる方法など自分で探ってみてください。将来の客先での提案に役立ちます。

ネットワークエンジニアが年収を増やすためのスキルや経験、取るべき資格

ネットワークエンジニアが年収を増やすためのスキルや経験、取るべき資格

ネットワークエンジニアが年収を増やすために、更なる高みを得るためにつけるべきスキルや経験は、やはり如何にして良い案件に携わることができるかだと思います。

最初は、ネットワーク運用・監視の業務からスタートして、基礎的な知識と経験を積み、少しずつ上流工程の業務をできる環境に身をおく必要があります。

ネットワークエンジニアは、下請け会社からの常駐で監視業務しか出来ないなど、働く企業や雇用形態によってチャンスが大きく変わる職種でもあります。そのため、キャリアアップのためには転職をせざるを得ないことも多々あります。

ただ転職を検討するとしても、今の企業でチャンスを掴むにしても、キャリアアップ・年収アップをするための準備として、やはり業務外の勉強が必須となります。

未経験者や初級者向けの資格

  • ITパスポート
    ITを活用したビジネス全般の基礎知識を学ぶ資格です。合格率40-50%の難易度の低い資格です。
  • 基本情報技術者試験
    経済産業省が主催する国家試験「情報処理技術者試験」の1つです。ITエンジニアとしての入門に位置する資格です。
  • シスコ技術者認定-基礎(CCNA)
    Cisco Certified Network Associateの略。ネットワーク機器ベンダーであるシスコシステムズ(Cisco Systems)が主催している認定資格のうちの最も初級の資格です。 ネットワークエンジニアにとっては、登竜門的な資格に位置します。

中級者向けの資格

  • LPIC
    世界最大のLinux技術者認定資格です。レベル1~3まであります。インターネットサーバーの50%以上がLinuxベースで動作しているため、ネットワークエンジニアとして役に立つ資格です。
  • シスコ技術者認定-プロフェッショナル(CCNP)
    Cisco Certified Network Profesionalの略で、シスコ技術者認定の中級クラス資格。

上級者向けの資格

  • ネットワークスペシャリスト試験
    経済産業省が主催する国家試験「情報処理技術者試験」の1つで合格率15%程度と比較的難易度が高い。ネットワークシステムを企画・要件定義・開発・運用・保守する業務に従事し、下位者を指導するレベルの資格です。
  • 情報セキュリティスペシャリスト試験
    経済産業省が主催する国家試験「情報処理技術者試験」の1つで、サイバーセキュリティに関する専門的な知識・技能です。
    インフラ全体を設計・構築する際に、セキュリティは今まで以上に重要になってきており、ネットワークコンサルタントやセキュリティエンジニアとしてキャリアアップするのに役立つ資格です。
  • シスコ技術者認定-エキスパート(CCIE)
    Cisco Certified Network Expertの略で、シスコ技術者認定の上級クラス資格です。

 

資格でいえばCISCO認定資格のCCNPくらいまでは最低欲しいところです。

もっとも自分で費用負担しCCIEまでを取得する方もおられますが、CCIEを取るまでのハードルはかなり高いため自分の現在のスキルを考慮して、少しずつ難易度の高いものに挑戦していくといいでしょう。

CISCO認定資格はベンダーは違えど年収アップや転職にアピールになります。

その他、ネットワークエンジニアの年収アップにあればいいスキルとしてUNIXの背景があればいいかと思います。

筆者自身、猛烈に勉強したのを覚えてます。AIX、Soralis,HPなどWeb,DNS、メールサーバ、認証サーバなど現場の作業の中でUnixの知見を求められることが多いので、自分で時間を見つけ触ってみるとイメージが違ってきます。

FreeBSD,Linux(Redhat)など無料でダウンロードできるので構築してみるといいかもしれません。最終的にプロマネを目指したいのであれば、知識としてPMBOKを取得すればアピールになると思います。

作業を計画的且つ円滑に進める上で、先に上記資格を見につけるべく準備するので、その作業が無駄に終わることはありません。

英語が出来るエンジニアは少ないのでチャンスがある

スキルをいくつか掛け合わせることで、自分の希少性を上げる考え方があります。

例えば、10,000人に1人の希少性を得ようとする場合、ネットワークエンジニア知識と経験だけで10,000人の中で1位になるのはとても困難です。

ですが、100人の中で1位のネットワークスキルと、100人の中で1位の英語スキルならば難易度は一気に下がりますし、これでも10,000分の1の人材になれます。

特にエンジニアには英語を苦手としたり、そもそも勉強しようとする人が少ないのが現状です。

そこで筆者は英語を1つの武器にして外資系企業へ転職をするのもネットワークエンジニアの戦略の1つです。

外資系企業は、実力主義やリストラなど厳しいイメージが先行していますが、実際にリストラされることはほとんどありません。(外資系企業も日本の労働法を守らないといけないですから)

個人個人のキャリアをしっかり重視した雇用と査定があり、日系企業のような無駄な残業などもあまりありません。

筆者自身30代で外資に転職し年収が手取りで150万以上アップしました。案件も国内案件に限らず海外の通信キャリア、国際VPN回線をつかっての大規模な設計構築に携わる機会もありスキルに大きく幅が生まれました。

米国、インド系、中国系などのエンジニアと一緒に作業することで彼らのネットワークに対する考え方も吸収できました。彼らと仕事し作業の進め方など、その後の仕事の仕方が大きく改善されました。

ネットワークエンジニアのキャリアアップのチャンスは転職で大きく変わる

ネットワークエンジニアとして転職をして仕事の悩みを解消する

前述の通り、ネットワークエンジニアの年収アップ・キャリアアップのチャンスは、働いている企業や雇用形態によって大きく変わります。

スキルアップ・キャリアアップのチャンスが無い職場も多いのがネットワークエンジニアですから、転職の可能性は常に把握しておくべきです。

筆者の経験やネットワークエンジニアの友人達を見ても、転職をすることで年収が低い悩みが解消したケースも多々ありました。

幸いにして、ネットワークエンジニアの需要は高まる一方ですし、日本市場におけるITエンジニアの人材不足は深刻ですので、転職チャンスは多くあります。

ネットワークエンジニアが転職先を検討する視点

ネットワークエンジニアとして転職先を検討する上では下記のような視点を持って求人を探すのがいいでしょう。

  • ネットワーク構築を経験しているのであれば、次に設計フェーズの仕事に早い段階で携わることが可能かどうか
  • 通信キャリア、ASPプロバイダ大規模系のネットワークを含めて、どんなネットワーク製品にも触れる機会があり知識が得られるかどうか
  • 例えばハイエンド製品などに触れる機会があるかどうか

また、ネットワークを更に深く学びたいのであれば、社内にラボ環境が備えてあるところもお勧めします。

沢山のネットワーク機器を実機を通して検証したり障害調査の検証を沢山実施することでネットワークの動きを体感することができます。

筆者も30代前半は障害調査でラボ室に入り浸りになった時がありました。普段では検証できないCISCO7000シリーズやお化けのようなGSRなどのバックボーンルータを使ってパケットテストやループテストなどをしたのを覚えてます。

現時点で、あなたはネットワーク製品にどれくらい精通されていますか?

主にCISCO製品を携わってきたのであれば、次もCISCO製品がメインでしょうか?アライド、ルーセント、Foundry,HPなど他ベンダーでの構築機会などあればネットワークエンジニアとしてのキャリアに磨きがかかります。

ネットワークエンジニアからプロジェクトマネージャー(PM)などのポジションへ移行する機会などキャリアパスがあるかなども考慮しましょう。

また自分も経験しましたが、外資系SIerでキャリアアップすることも可能です。海外のエンジニアと働く機会があればネットワークへの知見や視野が深まりますし、年収も一気にアップします。

1つの組織に依存した状況を避けることが大切

仕事が辛い時に、まずすべきことは転職エージェントに無料登録をして、自分の市場価値、適正年収と転職チャンスがどれくらいあるかを知ることです。

大切なのは、1つの組織に依存した状況を避けることです。

人間のストレスが極度に高まるのは、「この環境から逃げることが出来ない」という意識がある時だと心理学実験で証明されています。

つまり、「いつでもこの会社を辞めて、他の会社で働くことができる」という意識を持てると、仕事の辛さやストレスはかなり軽減されます。

転職エージェントに登録をして、自分の市場価値と転職可能性を認識すると、意外なほど精神的に余裕が持てるようになるのでオススメです。

そこで、自分が働けそうな多くの会社の求人情報を見ていくなかで、今働いている会社という狭い世界から視野が広がって、ある意味で開き直れて、仕事の辛さが大分軽減されます。

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転職自体を具体的に検討していなくても、大手の転職エージェントに無料登録をして面談をするだけで、様々なキャリアの選択肢が見えてきます。

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セカンドオピニオンもあると良いので、実際に転職活動を開始する段階でさらに1〜2社に登録をして自分に合いそうなキャリアコンサルタントを選ぶ方法が鉄則です。

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