マーケティング職の残業時間や休日出勤について

残業や休日出勤は仕事をする上で意外と疲労やストレスの原因となったり、仕事や会社に対しての満足度に大きく影響を及ぼします。

「マーケティング職は残業や休日出勤はどうなのだろうか」

マーケティング職を目指す方はもちろん気になるポイントですが、すでにマーケティング職についている方も、ご自身の労働環境が比較的良いのか悪いのか気になるのではないでしょうか。

 

システムエンジニアの平均残業時間と平均年間休日数

次の表は大手転職支援サイトDODAが行った、職種別の残業時間調査の結果です。

全95職種ランキングからマーケティング職に関連する職種をオレンジ文字にしたのが下記の表です。

[全95職種の残業時間と年間休日数]※残業少ない順

残業時間年間休日数職種
少ない順時間多い順日数
1位8.160位120.4一般事務
2位8.346位123.0翻訳/通訳
3位9.326位126.1貿易業務
4位9.357位121.3オペレーター
5位11.031位125.4秘書/受付
70位29.840位123.3マーケティング
94位52.871位113.6編集・デスク
95位53.793位97.8映像関連
平均22.8平均121.9

出典:「残業の多い職業・少ない職業は?全80業種、95職種別の残業時間調査!」(DODA)

大雑把に言うと、上の方の職種ほど「残業・休日出勤が少ない」そこまで忙しくない職種ということです。

マーケティング職は、残業時間の少なさは95職種中70位、年間休日の多さは40位となっております

「残業は他職種に比べてかなり多い。年間休日は平均的」というのがマーケティング職の残業時間、年間休日の統計といえます。

マーケティング職の残業の実状

上記のように、統計的に職種別の残業などはもちろん検索すれば出てきますが、平均値などはあまり参考にならない場合もあります。

残業時間はどうしても企業、職種、ポジション、チーム構成、裁量など多岐にわたる変動要素の上に決まるものだからです。

残業時間にひもづく要素を考えてみれば、実情が見えてくるかもしれません。

まずは、筆者が10年間4社で働いてきて、他社の多くのマーケティング職の方たちを見てきても、マーケティング職の残業時間は、上記のデータの通り、かなり多い方だと言えます。

残業はなかなか自分個人ではコントロールできなかったり、一定期間の間、急に業務量が増えたことから起きるものです。

業務の配分が元々おかしい場合などは組織を変えなければ残業時間は減少しませんが、そこまでひどくない場合は、任された業務が期限や時期の影響で膨れ上がり残業につながります。

マーケティング職は、仕事上で世にモノを出す責任があることが多いです。

商品やサービスや広告・イベントなど、発売や公開の日程が決まっている以上、絶対に守らなければいけない締切があります。

その最終締め切りの前には社内承認や他部署との協議や協働が多々あり、各段階での合意をとる締め切りもあります。

マイペースで日々淡々と作業をこなせるものではなく、他の人のスケジュールに影響されながら進めざるを得ない仕事ですので、この点ではマーケティング職は残業が発生しやすいと言えます。

具体的な時間をあげると、筆者が現在勤めている企業は、残業が月間40時間までの制限があるのでほぼ全員この中に収まり、それでも追加で残業が必要な場合は業務配分の見直しや、チームの助けが入ります。

以前勤めていた企業は今より厳しく、20時間が制限でした。

このように制限がない企業の場合は100時間とかに膨れ上がるケースも度々耳にしますが、その点は企業によるのが実情です。

マーケティング職の休日出勤の実状

前述の統計データによると、マーケティング職の年間休日日数は123.3日、全95職種中で40位の多さとなっています。

他職種に比べて、多くもなく、少なくもなくといった感じですね。

筆者が現在勤めている企業ではほぼ休日出勤は起きません。

上司の承認が無ければ休日出勤も許可されないため、代理休暇も発生しません。

本当に期限までに仕事が終わらない場合は個人責任の範囲で仕事を持ち帰り、週末に終わらせる人もいますが、組織やチームとして休日にみんなで出勤し、仕事をすることは見たことがありません。

ただ、マーケティング職の中でも、広告制作やPRやイベント系のお仕事などでは、休日出勤はある程度発生するかもしれません。

このような仕事は取引先が休日問わず稼働するメディア媒体であったり、仕事が外部と連携している以上は、休日出勤のある勤務体系になりがちです。

打ち合わせが休日になるケースもありますが、撮影やイベントなどであれば、イベント当日は消費者向けのものであれば、消費者の時間に合わせる必要があるので週末になることが多いです。

マーケティング職で残業を減らすコツ

すでに触れたように、マーケティング職は締め切りが割と明確にある仕事が多いため、「季節労働者」のようにピーク時は残業が増え、その直後は急激に減ることもあります。

この上下を防ぐことで、残業は減らせますが、現実的に締め切り間近まで決まらないことも多くそこに残業が集中しがちです。

この残業時間の上下はどうしようもなくとも、マーケティング職が残業時間が増えるもう一つの要因は、「承認」にかかる時間です。

どうしても商品やサービス、もしくはブランド戦略などを作ると、様々な関連部署に加えかなり上層部の責任者まで承認を仰ぐ必要が出てきます。

このように関係者が増えると、マーケティングは提案を出し、意見を集め、修正を行い、再提案などとものすごく時間がかかります。

そこで急遽最後の段階で1部署からの指摘でひっくり返されては困ります。このような状況では残業が増える一方なので、ベストな対策は大きく今後実施する施策や商品・サービス開発の大きな戦略と方向性を早い段階で合意を取っておくことです。

事前にこの大枠を押さえておくとその後の提案などはそれにひも付き、一度合意したものに反対をすることは難しいので、不要なダブルワークに伴う残業は減るかもしれません。

また、日系企業は大手になればなるほど「承認」のフローが長くかかりがちで、社内の様々な人の承認をたらい回しにあいながら得ていく必要がある場合もあります。

一方で、外資系企業はこういった承認フローがあまり多くなく、非常にスピーディーに仕事が進んでいきますので、特に承認を得る必要が多い仕事であるマーケティング職では、外資系企業に転職をすることで、無駄な残業を大幅に減らしながら年収アップを狙えるケースも多々あります。