社内SE職・情報システム部のよくある転職理由5選

情報システム部/社内SEとして8年働いている筆者自身や周囲の社内SEを見てきた経験から、社内SEのよくある転職理由について以下に紹介します。

人間関係がつらい

上司や経営陣がITに理解がない場合は、必要なシステムのバージョンアップやサーバなどの必要なの更新・導入が認められずにシステム部門の業務が進まないことがあります。

特に経営陣が変わると突如としてシステムに関しても方向転換が行われることもあります。そうなるとモチベーションも下がりなんのために仕事をしているかわからなくなります。

他部署の人に急な仕様変更なども要求されても上司が対応してくれる人でなくて、自分だけが板挟み状態になります。何もしてくれない上司だったり、相談できる上司がいない場合は辛くなります。

他部署からのヘルプデスクの対応も冷たくあしらうことができません。他部署の人も異動で同じ部署になる可能性があり、気を使います。さらに、どんなに低レベルな依頼であっても上から見下すような態度をとると相手との人間関係が悪くなり、職場に居づらくなります。

新しい技術が身に付かない

最新の技術については、外注の業者や外部からの営業、展示会で、聞いたり、知ったりはできます。しかし、システムやサーバなどを導入したばかりで、次の更新は2〜3年後などとなると、同じシステムやサーバとずっと使い続けることになります。そうすると、新しい技術に触れる機会がありません。

また、導入時に社内SEの場合は外注を使用して、システム導入、サーバ導入をする場合が多いです。最新の技術は業者の方に教えてもらって知っていても、実際に導入するのは外注の業者になります。

なので、知ってはいても実際に作業を行っていないので、身に付かない場合もあります。中には仕事中に外部の方との接触ができなくて、最新の技術を聞くこともできない人もいます。自分で勉強することはできますが、限度もあり、実際に構築してみないと身に付かない技術もあります。

雑用が多い

兎に角、雑用のような仕事が多いです。その中でもPCのサポートセンターのようなヘルプデスクの仕事が多いです。その内容は本当に多岐にわたります。

「プリンタの紙詰まりが治らない」、「PCを何もしていないのに突然デスクトップが変わってしまった」、「自分用にMacを買ったが使い方が分からない」など本来のシステム部門と関係ある仕事もあれば、全く関係ない内容の連絡をもらったりします。冷たく対応できれば良いのですが、難しい場合が多く、業務と関係なくても結局は対応する必要が出てきて、対応することが多いです。

それだけではなく、自社にシステムやサーバを導入、入替をするということは当然、お金が発生します。その金額の決済を通してもうのもシステム部門の重要な仕事です。システムの仕事をしながら、稟議書などの事務書類提出や決済をもらうため経営陣や上層部に説明をするための会議に出席する必要などもあり、IT関係以外の仕事もしなければなりません。

社内での評価がされにくい

組織内での情報システム部門は重要でないと思わています。経営陣からすれば、お金はかかるけど、目に見えて、売り上げが上がったり、効率がよくなったりすることが少ないからかと思います。

車の維持費は気にしないのに、システムの運用費用には高いと言って承認されにくい場合もあります。また、お金がない場合は、外注するとお金がかかるので、社内SEが作成したら良いのではないのかという意見も多いです。

社内で働く人の人件費はタダだと思われている節があります。社内でシステム開発をすると開発プラス通常の業務が必要になり、残業も重なり、辛くなります。

また、システム部門は社内の間接的な部門で、利益を生み出さないです。特に外注でほとんどのシステムの導入やサーバの導入などをしている場合は、社内SEとして何をしているのかわからないと思われる場合も多いです。PCのサポートデスクをしていて、社内の人に感謝されることがあっても、それで評価が上がることは稀です。

社内で評価されないということはそれが給与となって跳ね返ってきます。一生懸命にヘルプデスクやサーバ、システム、ネットワークのおもりをしているのになかなか評価はされずに収入が増えません。

システム部門と関係ない仕事をさせられる

社内SEは安定していると言われて、専門職ではありますが、会社という組織の中では異動が全くないわけではありません。異動が多い会社の場合、社内SEという専門職にも関わらず他部署への異動を余技なくされることもあります。

昨日までは、システムやサーバ、ネットワークの保守・運用をしていたのに今日からは経理の仕事をしなくてはならないこともあります。そうなると今まで培ってきた経験や技術を活かせることも少なくなります。

その新しい部署の業務を一から覚える必要があります。また、他部署に行っても、元システム部門と人間として、システム部門の仕事の補助を求められることがあり、新しい部署の仕事だけでなくなる場合もあります。異動は業務上に必要な業務命令なので、システム関係の仕事以外が嫌ならば、転職をしなくてはなりません。

 

転職するべきか、今の会社に残るべきか

社内SEのよくある転職理由について書いてきましたが、明確な転職理由は特にないのだけど、「転職しないでこのまま働いていていいのだろうか・・・」「今のままで終わりたくない」となんとなくモヤモヤしている人も多くいるでしょう。

一度、今の会社を飛び出して転職をすれば、再び戻ってくるのは難しいケースがほとんどでしょうし、もし転職先がもっと満足のいかない環境だったらと考えてしまい転職を躊躇してしまいますよね。

  • あなたが今の職場でモヤモヤしている原因は何か?
  • その悩みの解消には転職が本当に必要なのか?

をしっかりと分析することが大事です。

例えば、昔から海外への憧れが強くて、いつかは海外で働いてみたいと思っているけれど、今の環境の延長上には海外で働く未来が見えないという場合。

もし今の会社が海外展開をしている会社であれば、転職ではなくて部署異動を本気で願うという道でもモヤモヤが解消できるでしょう。

あなたが現状モヤモヤしている悩みを、今の会社で解決する方法はないかを考えて、実際に行動に移すことが大切です。

実際に行動におこして努力もして、それでも何も解決できないのであれば転職という選択肢を考える時だと思います。

そうすれば自分のなかでも納得感のある転職が出来ますし、書類や面接で伝えるあなた自身の転職理由にも非常に説得力が出てきます。