ゲームプログラマーの仕事の将来性

ファミコンの登場以来、コンピュータゲームの産業は大きく発展しました。日本で生まれ、世界的な名作と言われるまでになった作品もあり、ゲームで使われた楽曲が、教科書に載るまでになっています。

ファミコン当時の開発者も、まだ現役で開発しているくらいです。

eSportsも徐々に盛り上がりを見せ始め、海外ではプロゲーマーという職業が一般的になりつつあります。この流れは日本にも来ることは必然です。

ゲーム業界はまだまだ若い業界であり、これから発展していく大きな可能性を持っていると言えます。

ゲームプログラマーの現在の需要

IT技術の発展はとどまるところを知りません。ゲーム業界もその中で常に、新しい技術を用いた新しいゲーム体験を模索しています。

インターネットと結びつくことによって、世界中のプレイヤーが同じゲームの世界に入ることができる、オンラインゲームというジャンルが生まれてからは、データベースや通信などのサーバーサイドの技術者が必要となり、他業界からゲーム業界へ転職する人も多くなっています。

さらに、スマートフォンの登場により、いつでもどこでも、家庭用ゲームと変わらない、高品質なゲームがプレイできるようになりました。といっても、家庭用ゲームと違い、スマートフォンは端末によって性能も様々。端末の性能を限界まで引き出し、よりリアルで美しいグラフィック表現を求めて、日々研究が行われています。

そんな状況なので、ゲーム業界は常に人材不足です。いかに他でやっていない事にいち早く取り組み、新しいゲーム体験を提供できるかの競争をしているからです。

そして、常に変化するニーズに対応して、より品質の良いコンテンツを、できるだけ早く、安定して提供するには、高度な技術が必要になります。

これからどんなゲームプログラマーが必要とされてくるか

ゲーム業界の今後を考えた時、どんなプログラマーが求められていくでしょうか。以下、今注目されている技術を挙げながら、解説していきます。

VR技術

VR技術については、デバイスが大掛かりで高額なこともあり、まだまだ一般には浸透していないのが現状です。

今後、VRデバイスがより小さく、手軽に扱えるようになれば、VRゲームの需要も一気に高まってくる可能性があります。

VRの技術者は、ゲーム業界ではまだまだ少ないので、勉強しておくことで、将来役に立つかも知れません。

AR技術

現実世界とバーチャルな世界を融合するAR技術も、近年注目を浴びています。ゲームにおいては、ARをどう使ってプレイヤーを楽しませることができるかが難しいところですが、既に成功例もあります。

ただ、AR技術の習得はそんなに時間がかからないでしょう。そういう意味では、特別個人的に興味がないなら、必要になったタイミングで初めて取り組む、という事で良いかも知れません。

ディープラーニング

ディープラーニングや周辺技術による学習アルゴリズムは、適用範囲として、下記の2つが考えられます。

ゲームAI

例えば、敵などのNPCを生き物の様に、自然な動きをさせたいとか、人の手を借りずにレベルデザインを行いたいといった要求に答えられる可能性があります。ただ、うまく動かすには大量のサンプルデータを用いて学習させる必要があるので、1つのゲームコンテンツに対してそのデータを生成する事自体が難しく、なかなか実用化されていないのが現状です。

車の自動運転なども研究が進んでいますが、ゲームAIも、これからの研究課題になると言えそうです。

データ分析、予測

例えば、ガチャの確率をどの程度にしたら、もっとも売上がでるかなどを予測させるといったことが考えられます。こういったデータ分析については、既に研究を進めている企業もある様です。企業が生き残っていくために、これから必要になってくる技術の1つと言えるでしょう。

新しい開発言語

プログラミング言語も日々進化していて、より安全、より高速で、メンテナンスのしやすい言語が考案されています。

中でもgoogleのgo言語は、徐々に実際のサービスでも用いられるようになってきています。

他には、C++の後継として注目されているRust言語などがあります。まずは何か1つ勉強をし、使えるようになっておくことで、プログラマーとしての1つの武器になるでしょう。

ゲームエンジン

ゲームを開発するにあたって、UnityやUnreal Engineなどの、他社製のゲームエンジンを用いることが多くなってきました。そうしないと、開発工数がかかりすぎるからです。

ゲームエンジンは汎用的に作られているので、便利な反面、最適化ができず、パフォーマンスをある程度犠牲にしなければなりません。

そこで、ゲームエンジンの特性を深く理解していれば、パフォーマンスを最大限に発揮させるプログラムを組むことができます。

パフォーマンス問題は常につきまとう問題なので、ゲームエンジンに深い知識がある人は、重宝されます。

まとめ

以上、ゲームプログラマーの将来性について、解説しました。

今のゲーム業界は、新しい事をやるには開発工数がかかり、リスクが高いので、どうしても既存の良く用いられている仕組みで簡単に売上のでる方法を採ってしまいがちです。

しかしそれも、いつか終わりが来てしまいます。

今までにない、新しいタイプのコンテンツを創り出すために、力あるプログラマーを、ゲーム業界は求めています。