年収が低い経理職の人は必見。年収アップ方法

経理職としてある程度のキャリアも積んでいるのに、待遇に反映しない、年収が上がらない、そう感じている経理の人に向けて年収アップ方法についてまとめてみました。

企業が求める人材とはどんなヒトをいうのか、自分に足りない努力がどこなのか、改めて再認識する必要があるのかもしれません。

今の就労を無駄な努力と諦めてしまわずに、案外見落としを修正するだけでも評価に反映して年収アップにつながるかもしれません。

経理職の年代別の平均年収はどれくらい?

以下の表は、大手転職エージェントDODAが作成した、職種別の平均年収調査です。

経理職の年齢別、平均年収データ

平均年収ランキング2017職種別 経理の平均年収:DODA

2016年9月~2017年8月にDODAに登録をした約29万人のデータから抽出した数値となっています。

経理職の年齢別の平均年収は、

  • 20代:383万円
  • 30代:496万円
  • 40代:604万円
  • 50代:687万円

という数値になっています。

29万人もの母数データになるので、かなり市場での実際の価格と一致しているかと思われます。

ただ、そもそも転職エージェントに登録をして転職をしようとする人は、キャリア意識の高い人が多いため、若干高めの数値になっているかもしれません。

この数値と照らし合わせると、自分の経理としてのキャリアと市場価格との差異がある程度把握できるでしょう。

経理で年収が低い人・評価されない人の特徴

では、自分の経理としてのキャリアからみて、年収が低い場合はどのような原因があるのでしょうか。

経理職に向いている人はこんな人

経理職においてまず単調な作業を苦にせずにいられる性格であることが第一条件です。

終日、毎日が同じことの繰り返しです。

目の前にある数字を見ているだけで頭が痛くなるようなタイプの方にはムリ!

細かな事に気の付く几帳面な性格は経理職という業務に適しています。

経理職は正確であることが求められます。ミスなくこなせる、意外と大変な作業です。

なぜ経理として評価させないのか、その理由は

経理職には性格的には向いている、なのに評価されない。そんな場合減点される考えられる原因は下記のようなものがあります。

ミスが多い

凡ミスやちょっとした見落としも経理職では許されません。数字の管理でのミスは常にありえること、常に集中力を維持していなければなりません。

たとえ几帳面な性格でも、うっかりミスはあり得ます。肉体的に疲れている時、精神的に落ち込んでいる時、集中力が続かないこともあります。そんな心身の健康も仕事に影響するようでは社会人としては減点です。

説明するのが苦手

意外と思えるコミュニケーション能力も経理職には問われます。自分はミスなく正確に仕事をこなしていると安心しているようでは残念ながら高評価にはつながりません。

仕事が遅い

経理事務職も連係プレー、チームワークは大切です。小口現金管理でもその日の終わりには集計できていなければなりません。

伝票整理もデータ入力するスタッフが他にいるのならペースを合わせる必要があります。たとえ正確な作業をこなしていたとしても自分だけ遅れてしまうのはヒンシュクものです。

経理職で年収を増やすための心構えと経験すべきこと

経理職といえどただ正確な仕事をこなすだけではまだまだ年収をあげるだけの評価にはつながりにくいかもしれません。ではそれ以外具体的に必要な要素をあげてみました。

経理職で評価を得るための心構え

仕事が正確でスピーディ

これは経理職でいる基本的に必要とされる要素です。ただ、なかなか実践して維持してゆくのには肉体的にも精神的にも重労働です。心してかからなければなりません。

コトが起こった時の対応力

ミスをおかせない職種であるとはいうものの、ミスを全くおかさないでいることはできません。

問題はミスが出てしまった時に如何に迅速に的確な対応ができるかです。

豊富な知識で他の部署のスタッフにアドバイスができる

給与や経費申請以外にも諸待遇でいろいろな疑問点は出てきます。そんな同僚や部下の相談に応じることは信頼を獲得できるチャンスでもあります。

結果報告での明確な説明能力

上司への心象はやはりコミュニケーションに頼るところが大きいです。

要領を得ない報告に満足する上司はいませんよね。

経理職の年収アップに欲しいスキルや経験すべきこと

例えば融資申請のための書類作成にもそのためのノウハウがあります。返済可能な優良企業であることをアピールしなければなりません。

また例えば、出産で給与手当の控除額が変わる、給与の昇級や減給で各種保険料が変わるなどの説明が出来れば他のスタッフの信頼度や評価は一気に上がります。

税理士との連携については、充分に業務状況の全体を把握していなければなりません。

ただ、単に伝票整理で終わるのは新人でいる期間だけ。その後には徐々に責任のある様々な業務があり、そのどれも必要で貴重な体験になります。

経理職で年収アップに必要なスキルや経験、取るべき資格

最低限欲しい資格

日商簿記検定資格

新人でも基本が理解できる3級、中堅クラスは会社の経営の構造を理解するためにも2級、もし会計士や税理士として起業を考えるなら1級の取得は必須です。

MOS「マイクロソフト・オフィース・スペシャリスト」

経理職では会計ソフトの扱いも必要ですが、基本はワードやエクセルの操作方法です。

表計算やマクロ、関数を扱えるほどの知識は持っていたいところです。

この基本的な操作や経理の仕事で使える関数・マクロなどの知識のあるなしで、業務のスピードや効率に大きな差が出ます。

ソフトになるべく多くの計算を自動でしてもらうことでミスも少なくなります。

あれば活かせる資格

まず労務の知識はあれば活かせます。筆者はおすすめする活かせる資格です。

社会保険労務士

新入社員の諸手続き、雇用契約、退職時の失業手当の受給方法や年金の継続手続きなど、他のスタッフの相談役として最も知識が活かせる資格です。

大企業では必要ない知識かもしれませんが、もし中小企業への就職・転職をした場合には、簿記資格と同じほどに優遇されます。

その他 経営学検定給与計算検定なども活かせる、実は経理職にもおすすめの資格です。

具体的に年収アップにつなげるための注意点

上司の評価

経理職は営業職のような成績や業績が目に見えるわけではありません。

それが良いか悪いかは別として、現実的には上司の評価がこれからの業務や成績に影響するすべてになってしまいます。

「マイペースで良い」それも選択肢です。

けれどもし上司の評価を得たいと思う場合

その方法としては下記のようなものがあります。

積極的に仕事に取り組む姿勢

自分のミスに限らず、収支が合わないなどのトラブルが起きたときなど、その対応に加わる、諸経費の精算を申請する他の部署との対応に加わるなど、さりげなくチームの一員であること、自分の存在をアピールしてください。

冷静沈着な判断力

コトが起こった時の分析、その対応など迅速な行動が求められます。

場を和ませる雰囲気づくり

デキる、キレ者でなくとも存在感はアピールできます。疲れた時や険悪な雰囲気の時に空気を一変させるようになれるなら高評価が得られます。

部下や同僚の評価

上司の顔色を伺うだけの存在は他のスタッフからすれば嫌われます。結果、評価を下げてしまう可能性も大です。

まとめ

今回年収を上げる方法を考えてみましたが、実際のところ、20代〜30代前半の経理職で年収を順調に上げていくのは、難しいケースもあります。

経理職の場合仕事に評価がついてくるのは30代後半の中堅クラス以降、会社の成績が見えてくる頃からが個人の能力が発揮できる場を与えられるものと覚悟しなければなりません。

年収に反映されるのはそれからです。

経理職で今すぐにでも年収アップを望むなら、転職を考えるしか道はないのかもしれません。

そこで、経理職での報酬は年収ではなく、キャリアだと認識するのはいかがでしょう。これが筆者のイチオシの解決策です。