店舗販売職の職務経歴書の書き方について

アパレル販売職や店舗管理職の転職においても、最も重要視されるのは職務経歴書です。会社が求める30代の人材は即戦力であり、リーダー人を育て導いていく能力です。

店舗販売職で大切なのは、自身が売ってきた販売実績を数字で表すことで「販売力」をアピールすることです。

それにプラスして、30代となると店長・店長補佐などの管理職もしくは将来的に管理職となってほしいと期待して採用しますので、リーダーシップや店舗マネジメント力・問題解決力もアピールする必要がでてきます。

アピールポイントとしては

  • 個人の販売員としての実績
  • リーダーや店舗管理職としての経験と実績
  • 問題に対しどのように解決していったか

をまとめる必要があります。

それでは店舗販売職の職務経歴書の書き方を見ていきましょう。

職務経歴書に書くべき4つのこと

まずは職務経歴書に書くべき4つのことをおさらいしておきましょう。

1.職務要約

今までのキャリア全体の総括を3〜5行くらいでまとめたものです。

キャリアの目次的な役割を持っており、ここが一番最初に採用担当者に読まれる部分であり、その後の職務詳細をしっかり読んでくれるどうかが決まる場所でもあります。

2.職務詳細

経験してきた職務内容を具体的にまとめたもので、職務経歴書の大半を占める部分です。

具体的に、でも冗長にならないように、経験してきた仕事を伝えましょう。各職務にはそれぞれどんな実績を上げたのかを書くようにしてください。また実績はなるべく数字を使って書くのがポイントです。(例:○○業務の効率化により、部内の残業時間が○%削減された)

3.貴社で活かせるスキル・経験

職務詳細のなかで得てきたスキルや経験のなかで、特に応募先職種・ポジションで役立つものを3~5行くらいで書く部分です。

4.自己PR

応募先企業の発展のためにあなたという人物がどのように貢献できるかを伝える部分です。外資系企業への転職では書かない場合も多い。

3で上げなかったスキルや経験を伝えたり、採用担当者が感じそうなあなたのハンデ(年齢やキャリアブランクなど)を先回りしてフォローしておくような書き方も良いでしょう。

まずは職務経歴書のフォーマットを決めよう

職務経歴書の書き方には大きく3パターンがあります。それぞれメリット・デメリットがありますので、あなたの経歴がより魅力的に見えやすいフォーマットを選ぶようにしてください。

編年式(Chronological Resume)

最もオーソドックスな作成方法で、採用担当者も見慣れているため読む負担が少なくなります。

  • 2000年3月〜2012年4月
    • ○○株式会社 ○○部配属 職位○○
    • 職務内容
    • 実績や身につけたスキル等

メリット:時間軸と勤務先と職務ごとに書いていくので、一通り読むことで、あなたがどのようにキャリアを積んで成長してきたかが理解出来ます。

デメリット:転職回数や異動が多いのが目立つ

また年代順で古い年代から書いていく方法と、逆年代順で新しい年代から書いていく方法があります。

30代以上の転職であれば、新しい職歴がそのまま次の転職先で活かされるケースが多いので、逆年代順で書いていくのがオススメです。

キャリア式(Functional Resume)

経歴やスキルごとに箇条書きにして書いていくフォーマットです。

  • ○○関連業務 (6年3ヶ月間)
    • 職務内容
    • 実績

メリット:経験やスキルが多い場合や、違う会社で同じ業務を行っていた場合などに内容が重複して冗長になりにくい。
また斜め読みでも、あなたのキャリアが応募先企業に役立つことが伝わりやすい。
転職回数が多くても目立ちにくい。

デメリット:キャリア形成の経緯が見えづらい。古い日系企業等の場合、採用担当者が見慣れていない。応募先企業での働くイメージがしっかり出来ていないと的はずれな内容になってしまう場合も。

コンビネーション式(Conbination Resume)

職務経歴や自己PRなど書くべきことは盛り込んだ上で、記述内容を上手く絞ることでA4サイズ1枚程度にまとめる形式です。例えば下記のような書き方になります。

  • 貴社で活かせるスキルや経験
    • ○○の経験
      ○○といった業務や○○を4年間行ってきた中で、○○といったスキルや知識があります。
  • 自己PR
    • 計数感覚の強さ
      エピソード
  • 職務要約
  • 職務詳細
  • 誇るべき実績

メリット:コンパクトにまとめることで読んでもらいやすくなる。伝えたいイチオシのポイントがしっかり伝わる。未経験職種への転職でも、未経験のハンデが伝わりにくい。職歴や転職回数が非常に多い場合にも目立たずにコンパクトにまとまる。

デメリット:内容がコンパクト故に、上手くまとめないと内容が薄いと一蹴される危険性がある。書くのに文章力・要約力のテクニックが必要。

書きすぎに注意

箇条書きにしたり、表でまとめたりと見やすい職務経歴書を書くのは当然ですが、それで書きすぎには要注意です。

文字がぎっしり詰まった読みてに負担をかける書類は、仕事上でもほとんど役に立たないのと同じで職務経歴書でもマイナスになります。

特に30代でこれをやってしまうと、要点をまとめて相手に魅力的に伝える書類作成能力不足とみなされて、書類選考で落とされる結果もあります。

A4用紙で2枚程度に押さえておくようにしましょう。

個人情報を書く

まずは個人情報を記載します

  • 氏名
  • 生年月日
  • 住所・電話番号
  • 携帯番号・メールアドレス

ここで注意したいのはメールアドレスです。友達同士で交換しているプライベートのメールアドレスを記載することはやめましょう。

なぜなら顔文字がはいっていたり、ニックネームだったり、好きなキャラクター名前だったりと社会人としてふさわしくないものであることが多いいからです。フリーメールアドレスでよいので転職活動用のまじめなメールアドレスを取得し、それを記載しましょう。

職務の要約

職務の要約は、経歴を含めた自己紹介です。ここで自分が何をしてきたかどんな思いで仕事をしてきたかを述べます。

この要約で面接したい人物か否か判断されることも少なくありません。

  • どんな業種の会社に何年務めてきたか。
  • どんなポジションについてきたか
  • それぞれの職務内容と実績の要約

などについてです。

例えば下記のような書き方です。

○○大学卒業後、○○年から株式会社○○に正社員として入社。販売員としてノルマを達成しつづけ入社3年目よりレディース部門リーダーを勤め、その翌年からレディース部門マネージャーとキャリアアップをしてきました。
店舗マネジメント、マーケティング部門と連携した店舗イベントの実施、新人教育などの業務を通した、企画実行力・マネジメント力・人材育成力に自信をもっております。

職務詳細の書き方

最も重要なのは職務詳細です。

ここに面接を受けている会社のなかで問題となっていること、課題となっていることを記載するとどのように解決していたかを聴かれます。

面接官は職務経歴書を全ては読んでくれず流し読みをする可能性もありますので、最初のページ印象付けることが大切です。

店舗販売職であれば例えば下記のような書き方になるでしょう。

【職務詳細】
2000年4月~現在 株式会社●●
事業内容:カジュアルファッションの製造・販売 従業員:○○名

期間業務内容
2000年4月〜
2003年10月
【配属】○○店
【職位】正社員 販売職
【業務内容】

  • 接客、販売、納品作業、在庫管理、リーダー補佐
  • 月毎の販売ノルマを平均120%の実績で継続達成
2003年11月〜
2004年10月
【配属】○○店
【職位】レディース部門リーダー
【業務内容】

  • 部門リーダーとして販売数字管理や発注業務を含む、店舗業務全般に従事。
  • アルバイト、パート社員に対する人材育成業務
  • 部門販売ノルマ数字を通期110%で達成
2004年11月〜
現在
【配属】○○店
【職位】レディース部門マネージャー
【業務内容】

  • 部門マネージャーとしてリーダー職と連携して店舗運営業務全般を行う。
  • 納品作業の管理監督
  • 売上予測管理(ノルマ予算達成のPDCA管理)
  • 本社部門との定例会議
  • カスタマーサービス監督
  • 売り場VMD
  • シフト管理
  • アルバイト、パート社員の採用面接、教育
  • 部門販売ノルマ数字を130%で達成

ここで採用担当者の目に止まれば、そのことについて詳しく聞きたくなるはずです。面接では職務実績を書いた分だけエピソードをそろえておくことが大切になります。

特に30代以上の転職では、アルバイト・パート・後輩社員の監督や育成指導の実績の有無も重要視されます。

担当する部門において、どういう問題がおこり、原因はなにで、どのように解決したか。一人で判断をしたのが、上司の相談して答えをもらったのか、一人で行ったのか、仲間と一緒に協力して行ったのかなど一連の物語を用意するのが鉄則です。

スキル・経験の書き方

店舗販売職でのスキルや経験や下記のような視点から書くのが基本です。

  • 販売実績数字に裏打ちされた販売力
  • 発注業務で身につけたトレンドを読む力・マーケティング力
  • 効率的なVMDノウハウ
  • 店舗マネジメント力
  • 店舗売上管理力

注意点は、職務詳細で書かれている内容との整合性です。アピールしたいスキルや経験を、具体的にどのように得て活かしたのかが、職務詳細で語られていないと説得力がありません。

 

職務経歴書は面接を受ける会社によって変えていくのがベストです。

その会社の各店舗でどんな問題があるか、起こるかを想像して、どんな能力とスキルがある人材が欲しいのかを事前に調査し、それを自分の実績と結び付けて、職務の要約と職務実績に記入すると、担当者の目にとまり面接までたどり着けます。

あえて志望動機や自己PRを記載しなくても、職務経歴書の半ページで会ってみたい人物かが決まってしまうのです。また自分でよいと思っている職務経歴書も他人からみるとおかしいところがたくさんあります。

一度は転職エージェントの担当者にチェックしてもらいましょう。