正しい自己分析が転職活動を成功させる第一歩

転職は長い人生で起こる数々の出来事の中でもとても大切なビッグイベントです。

生きていくためには仕事をしてお金を稼ぐことは必須であり、その仕事を変えるということは一大決心が必要になります。

その転職活動で重要な第一歩が「自己分析」です。

まず初めに自分のことをじっくり分析して自分という人間はどういう人間なのかを知ることによって、本当に自分にあった仕事が見えてきますし、書類選考や面接での正しい自己アピールにもつながります。

これから、正しい自己分析の方法を詳しくお伝えします。

転職活動において自己分析が重要な理由

自己分析が転職活動で役に立つ理由は大きく2点です。

  • 自分に合った仕事を見つけるため
  • 面接に備えるため

自分に合った仕事を見つけるため

仕事が自分に合わなかったからといって何度も転職を繰り返すと雇う側に与える印象が悪くなってしまうので、転職を何度もするのはなるべく避けたいところ。

満足のいく転職をするためには、本当に自分に合った続けられる仕事を選ばなければいけません。

どんな人にも必ず向き不向きがあります。

引っ込み思案で他人からの批判に人一倍傷つきやすい人は、プロジェクトマネージメントや企画部門など「関係する人を引っ張っていく仕事」を続けていると精神的に疲弊してしまいます。

飽きっぽく新しいもの好きで変革を起こしたい人が、既存システム上でルールを守って運用していく仕事では、やりがいを感じられないでしょう。

自分を正しく理解して、自分の性格に合った仕事を見つけることは転職活動を成功に終わらせるためにとても大切です。

書類や面接で自分を正しくアピールするため

採用担当者や面接官が主に知りたいことは、応募者の「人柄」です。

やはり一緒に働くことになる人が、社内の雰囲気に合うかどうかは必ず見ています。

そのため、面接では自分の長所・短所や得意なことなど、その人の人柄が分かるような質問をよく投げかけられます。

そのような質問をされたら、初めて会う相手(面接官)に対し分かりやすく端的に自分自身について伝えなくてはいけません。

そこで自分という人間をよく理解していないと、ありきたりな返答になったりまとまりのない分かりづらい返答になり、「自己分析が出来ていないな。」と面接官に良くない印象を与えてしまいます。

しかしじっくり自己分析をしてから面接に挑めば、自分の長所だけでなく短所でさえも魅力的に伝えることができ、「私は御社が求めている人材なんです!」「御社に貢献できる自信とやる気があります!」という熱い気持ちを経歴と共に最大限にアピールすることができるのです。

自己分析の方法

自分の経験と感情をさかのぼってみる

まず、自分が子供の頃から現在までに経験したことを思い出して書き出してみましょう。

全て書き出すとかなりの量になってしまうので、特に心に強く残っている出来事のみをピックアップします。

嬉しかったことや悲しかったこと、怒りを覚えたことなど様々な出来事が呼び起こされますが、特に心に強く残っている出来事というのはそれだけ激しく心が揺さぶられた経験だったということです。

書き出した経験と一緒にその時の自分の感情も書き足していけば、自分はどんなことが起こると喜びを感じ、悲しみ、怒りを覚えるのか、自分の性格が自ずと見えてきます。

転職活動をする方は、仕事上の経験があるはずですので、仕事上で起こった出来事についてがメインとなります。

どんな仕事にワクワクしたのか、どんな仕事が退屈で嫌だったのか、それはなぜかを書き出しましょう

乗り越えた困難を書き出す

次に、自分が今までに頑張ったこと、真剣に取り組んだことを書き出します。

学校の行事や部活動だけでなく、アルバイトや夢中で打ち込んだ趣味などプライベートで頑張ったことも書き出すと良いでしょう。

そして、そのことを始めたきっかけやなぜ真剣に取り組もうと思えたのか、その時に起きた問題とその問題をどのように解決に導いたのかをひとつひとつ掘り下げていきます。

そうすることによって

  • 自分がどんなことなら頑張れるのか
  • 困難にぶつかった時に自分はどのように対処するのか

が見えてきます。

その上でさらに仕事上の経験では、どんな困難をどのように乗り越えたのか。

些細なことでも良いので、書き出してみてください。

どんな仕事をしていく上でも、誰もが大きい小さいにかかわらず何らかの困難にぶち当たります。

雇う側は、困難にぶち当たったら落ち込んで諦めて逃げてしまう人材は欲しくありません。

困難から逃げずに向き合い、壁を乗り越える方法を考え、実際にその方法を試すことによって自分自身のステップアップに繋げることができるような、前向きな考え方ができる人材を求めているのです。

今までの経験を文字にして書き出すことによって自分を客観的に見つめ直し、面接では「一度始めたことは何か問題が起こってもきちんと対処し、最後までやり遂げることができる性格だ」ということをしっかりアピールしましょう。

第三者に自分について聞いてみる

家族や親しい友人など自分のことをよく知っている人と話してみるのも自己分析の方法としておすすめです。

自分の意見に対して他人がどう思うのか、反対に他人の意見に対して自分がどう思うのかを知ることができます。

自分が思いもつかなかった考え方に巡り合えるかもしれないです。

自分ひとりで自己分析しているだけではなかなか知ることが難しい客観的に見た自分を、他人と話すことによって簡単に手っ取り早く知ることができるのです。

できれば身近な家族や友人だけでなく先輩や後輩、学校の恩師など、たまにしか会わないようないろいろな立場の人と話してみると、より一層自分がどのように思われているのかが分かります。

特に会社の信頼できる上司や気の知れた取引先の人など、仕事上で自分のことを見ていた人から率直な意見を聞けると、自分の長所と短所がよく見えてきます。

転職サイトの適性診断も大きなヒントになる

ご紹介した自己分析方法を一通り実践できたら、ある程度の自己分析が出来てくるはずです。

その上で最後に「適正診断」を試してみましょう。

数々の転職サイトや就職サイトで、いくつかの質問に答えるだけで自分の性格に合った仕事を診断してくれる職業適正診断サービスが無料で利用できます。

診断結果は結果として受け止めることは大事ですが、結果を鵜呑みにする必要もありません。

今までの経験を思い出しながら質問に答えていくことで自分でしてきた自己分析では出てこなかった新たな自分を発見することが真の目的だと捉えましょう。

やりたい仕事が定まっていない場合は、選択肢の一つとして参考にするのもひとつの手です。

自己分析について解説をしてきましたがいかがでしたでしょうか。

じっくり自己分析をすることは本当に自分に合った仕事を見つける一番の近道です。

転職先は決まったものの、いざ働いてみたら自分が想像していた職場と違った、自分にはこの仕事は向いていなかったという失敗や後悔がないように、きちんと自分という人間がどういう人間なのかを知ってから慎重に転職先を選びましょう。