マーケティング職の転職求人の選び方と志望動機の書き方

マーケティング職は例えば財務経理職などと比べると「資格」や明確なスキルを問われることより、意思や考え方を問われることが多いかもしれません。

そのような職種では転職の際の志望動機は非常に重要になります。実際何ができるかは入社してもらわないとわかりませんが、意思や考え方が正しければ、大抵の仕事はこなせます。

その点を踏まえ、今回はマーケティング職でどのような求人を選んだらいいのかに加え、志望動機の良い例とNGな例をご紹介します。

マーケティング職で自分のあった求人の選び方、見分け方

まずマーケティング職はご存じのとおりかなり幅広い分野です。その中での例えば広告や宣伝系をやりたいのか、製品開発や戦略系をやりたいのかを自分の経験や希望に沿って考えましょう。

せっかくの転職ですので、やりたいことができるポジションに応募し転職ができるように頑張りましょう。

例えばマーケティング職においても「経営」に近いポジションは、ブランドの3か年計画や育成プランを策定し、それに伴った商品戦略や広告戦略を立てます。

このような仕事がしたければ求人を選ぶ時もしっかりとこの責任があるかどうかを確認しましょう。

もし不明確であれば、可能性としてはそのような戦略系は上司が担うもしくは責任を持ち、部下がサポートをする組織かもしれません。

その場合もサポートに入るだけでもかなりの経験になるので、その企業がマーケティングにその分野を求めるのか、もしくは「経営管理部」などの管轄なのかは他のポジションや企業方針などから探るようにしましょう。

その反面、例えば商品開発やサービス開発などのマーケティング職につきたい場合は、求人を見分けるときに特に慎重になるべきです。

なぜかというと、商品開発はかなり幅広い責任なので、企業によって商品開発は技術開発部が担当をし、マーケティングがデザインやパッケージだけを担当するなどのケースもあります。

また外資系企業であれば商品開発は海外の本社で行い、日本では輸入や多少の調整をする程度であるケースもあります。

もしゼロからの商品開発をしたいのであれば、それは求人に責任範囲として明記されているはずなので、しっかりと確認しましょう。

マーケティング職の説得力のある志望動機とはどんなものか

志望動機でなにより必要なのは強い意思です。

転職者を採用する人事や現場のマネージャーは、「転職者はまたやめるかもしれない」と思っています。

実際、会社を辞める決意をして転職活動をしているわけですから、この心境は仕方のないことですが、強い意思が伝わる志望動機はそういった採用担当者の懸念をある程度払拭することができます。

なぜその会社でそのポジションに行きたくて、そこで何をしたら自分は満足するのかを分かりやすく率直に書き、自分を採用するメリットも明確にしましょう。

志望動機は転職活動中に色々な求人に対して使いまわしたくなるかもしれませんが、これは極力避けましょう。

やはり、全く同じ会社はありませんので、2つ全く同じ志望動機が出来上がることはありえません。

しっかりとその会社をリサーチし、その会社とそのポジションに行きたい理由は他の会社に対してのものと違うのが当たり前ですし、先方への礼儀と言えるでしょう。

どれだけその求人に本気かを見せるためには、応募先企業ごとにしっかりとカスタマイズされた志望動機が必須です。

加えて、「転職をしたい」という意思は今の時点でご自身の中で強くあるかと思いますが、転職後に何をしたいかは忘れがちです。

志望動機にはなぜ転職をしたいのかだけではなく、転職ができたらその会社とポジションでどのような仕事をしてどのように貢献したいかを書きましょう。

その先を見据える姿勢が、採用に繋がります。

マーケティング職の志望動機は他の職種より何倍も情熱的であるべきです。

他の職種のように仕事を進める上で必要なのはスキルや能力に限らないからです。

会社のどの部署よりも商品やサービスやブランドに熱意を持ち、今後の展開を考えるだけではなく作る側です。

転職者を採用するにあたって、この点は意外と重要です。その応募先の企業の商品やサービスやブランドと携わった経験がない分、入社後、各部署だけではなく上層部や取引先に会社を代表してブランドなどを語ってもらい、インスピレーションを与える必要があるので採用側は熱意に頼るしかありません。

その商材が本当に好きで長年使っている、そのサービスのおかげで何か助けられたなどの経験があれば志望動機に率直に書きましょう。

堅苦しく書いても情熱は伝わらないので、具体的になんでその応募先でマーケティングをしたいかを明確にしましょう。

マーケティング職の転職でNGな志望動機とはどんなものか

熱意は転職に欠かせないものですが、熱意だけではどこにもいけません。仕事ですから、熱意とともに志望動機には論理的かつ冷静な観察による考えも添える必要があります。

「御社の商品が大好きで」だけでは採用されませんので、その会社の商品やサービスを日々利用して感じていることや自分がそれに貢献できる経験などを盛り込み、熱意と論理をバランスよく入れて書きましょう。

転職時にはどうしても今勤めている会社に対して悲観的になりがちですが、これは絶対に志望動機や面接では出してはいけません。

転職は「今が嫌だから」で逃げてこられると、受け入れる会社でも満足ができなければすぐに辞められてしまうと思われます。

転職は「もっとやりたいことがあるから」とポジティブに行動をとるものであると自分にも言い聞かせて始めて効果的な転職ができます。

志望動機にも「今の環境が嫌」のようなことをほろめかせないように、できるだけポジティブに書く必要があります。

マーケティング職の志望動機は「情熱」が非常に重要と伝えましたが、書き方には気を付けましょう。

もしその応募先の商材が昔から好きでずっと携わりたいと思っていたのであればそのまま書いて問題ないのですが、「流行り」レベルでの「好き」は逆に採用側に良い印象をもたれないかもしれません。

その商材にもよりますが、例えばファッション系の企業であれば「御社の服が好きで・・・」ではただただ意味のないことになります。

その企業の服が好きな人が大勢いるから企業は成り立っているので、その裏方にあたり社内に入り込みたい理由は表面上の興味ではなく、その企業やブランドが持っている理念やファッションの生み出し方を理解したうえでその点に携わりたいという情熱が必要です。

マーケティング職は上記でもお伝えしましたが、社外・社内ともにブランドや企業の商材を代表する部署なので、しっかりとした表層ではなく深層に基づく志望動機が必須です。

「やりたいこと」は明確にしたが、応募先の企業からすると「それっていまいる会社ではなぜできないの?」と思われてしまうような内容はNGです。

前途にあるように今に対して悲観的になってはいけませんが、やりたい事に対してなぜ今の仕事ではそれが達成できず転職しなければそれを達成できないのかは触れておくべきです。

これがなければ、「志望動機」の論理が崩壊してしまいますので、慎重に書くべき点です。

転職の際最も時間をかけるべきは「志望動機」かもしれません。

もちろん履歴書や職務経歴書は志望動機よりも長い文章ですので時間をかけがちですが、「志望動機」がものすごく強ければ、経験やスキル以上に有力な要素になりえます。

特にマーケティング職はスキルや能力に加えその企業の商材への情熱がなければできない仕事ですので、志望動機でその意思がストレートに伝わるよう、丁寧に書き上げましょう。