外資系企業(フランス系)の働き方、環境、転職について

外資系企業はひとくくりにまとめがちですが、どの日本企業もそれぞれ特徴があるように、実は外資系企業の中でもかなりのバリエーションがあります。

今回の記事では実経験やインタビューにより見えてくる「フランス系企業」の特徴を働き方、人間関係、条件面でご紹介したいと思います。

わかりやすい例として、フランスを代表する消費財メーカー「ロレアル」を中心にご紹介します。

フランス系企業での働き方は「情熱的」?

フランス人は情熱的という印象を持たれる方は多いのではないでしょうか。実際フランス系企業のロレアルを経験した方もこのように表現していましたし、消費財メーカーの間ではロレアルは「感情的」とも言われることがあるほどです。

これはもちろん全てのフランス系企業に当てはまるわけではありませんが、「ダノン」や「ネスレ」などのフランス系大手食品メーカーを除くと思い当たるのはラグジュアリー大手の「LVMH」や「ケリング」ではないでしょうか。

ロレアルも含め、このようなラグジュアリー大手は傘下にあるブランドたちの歴史やブランド力が非常に重要であり、それを糧に市場で戦うため、社員もそのブランドたちを愛し、歴史を継承するような心構えが求められる場合が多いようです。

このようにブランドの重要性を徹底することで、その魅力が消費者まで伝わるのかもしれません。

働き方に落とし込むと、このブランドや商品やその歴史に対しての情熱や感情はフランス系企業の「指揮系統」にも現れます。

特にファッションブランドなどではトップに立つ経営者やデザイナーの思いのまま企業が合わせることは珍しくなく、それができて初めて企業が成功をするケースもあります。

ロレアルに関しては「すべての人に、美しさを」という企業理念のもと全世界で同じブランドを展開しているため、経験者の話によるとフランスのトップから「この製品は美しくない」というストップがかかることもあったようです。

もちろん働く上では「美しくない」などの主観はやりにくいかもしれませんが、もしそのブランドや製品が本当に好きであれば、それを生み出してきた、もしくは継承してきた人の言葉は絶対なのかもしれません。

ここまで過激なシナリオはもちろん日常であるわけではないですが、フランス系、特にブランド系の外資系企業に転職を検討している方は、その会社やブランドや製品が好きであればあるほど、やりがいを感じ貢献ができるかもしれません。

フランス企業での人間関係はしっかり人脈を構築し、活用することが重要

ロレアルの例に加え、フランス人の知人も話していたのですがフランス人はランチタイムを非常に重要なものと捉えているようです。ロレアルでもランチタイムはしっかりとレストランで座って食事をするもので、お弁当文化ではないようです。

この文化にのっとり、日本企業でしか起きないような印象の「根回し」も、実はフランス系企業ではランチタイムに行われるそうです。

抑えておきたい人や、人脈を持った方が良いと思う人はランチに誘い、直接仕事ではないところから攻めることはよく見かけるようです。

このように人脈を着々を築きあげ、それが仕事の進め方に貢献したり、昇進につながるコネクションとなったりもするようです。

フランス企業での人脈は採用条件面にも反映されるケースが多い

アメリカ系企業でもよくある話ですが、フランス系企業も給与に関しては交渉があるようです。人脈が直接給与に影響をするわけではありませんが、もちろん交渉する相手の上司や人事などを視野に置き、関係を築きあげる人もいるようです。

フランス系企業経験者や現在も勤務している知人によると、フランス系企業は外資系企業の中でも給与は高い方のようです。

もちろんブランド物の自社製品は身にまとったり使うことが推奨されるので、もらえたり社員割引制度が充実しているケースが多いので、好きなブランドであればその制度は欠かせないものになるかもしれません。

 

最後に、今回はブランドやラグジュアリー系のフランス系企業を中心に紹介したので全てのフランス系企業には該当しない部分もありますが、お国柄でもわかるとおりフランス系企業はパッションが非常に重要になる場合が多いようです。

ずっと携わってみたかったブランドや製品があれば、フランス系企業では本当に入り込み、自分でそのブランドや歴史を担い、継承できるようなやりがいを感じられるかもしれません。