外資系転職でよくある失敗パターン7つと失敗しないために

転職は自分がやりたいことや欲しいと思う条件を本当に考え直し、それを実現するために自ら行動を起こし成功へと導くことかもしれません。

難しく聞こえるかもしれませんが、実際非常に重要なことですので、しっかりと戦略的に進めたいものです。

その上で心配なのが、失敗をしてしまったらどうしようという不安ではないでしょうか。今回は経験談も踏まえ、外資系企業への転職の失敗パターンを紹介したいと思います。

このように失敗の可能性と真正面に向き合うことで、それを防ぐための準備および失敗してしまった場合の対処方法を身につけておきましょう。

①外資系転職で給料が上がると思ったが、上がらなかった

外資系企業への転職理由でトップレベルにあるものは、給料アップです。同等のポジションでの給料さは最低でも20〜30%ある場合も多く、同じ仕事をするのであれば魅力的と思う方も多いのではないでしょうか。

しかしながら、外資系企業の給料は場合によって見極めにくく、入社してから想像していたほどもらえなかったと言う失敗をおこなさないように気をつける点が幾つかあります。

まずは、何よりも現在の給料を明確に理解しましょう。手っ取り早いのは源泉徴収票など、実際の収入を確認することです。これはボーナスや手当などもすべて入った金額とそこから税金や年金関連の金額が差し引かれた手取り額が両方わかります。

それらをベンチマークに転職先の給料を確認すべきですが、忘れてはいけないのは日本企業だと「独身寮」や「住宅補助」、家族や子供にまつわる手当などがある場合、そのような暮らしを続けるには外資系企業では手当がなく自腹になるケースがあります。

そうすると手取り額は同じであっても、出費が増えてしまいます。

もう一点は、外資系企業の場合「年俸制」であるケースがあります。それは残業代などの手当が実際行った残業時間によりつくものではなく、「みなし残業」と言い、残業をする前提で一定額が支払われることがあります。

日本企業で残業代に頼っている場合は、この点も考慮する必要があります。最後に、日本企業ではベース給料に加え残業代や手当がつきますが、外資系企業で特に金融やコンサルティング業界ではインセンティブという歩合制の枠があります。

これはボーナスとは別で、例えば月々のパフォーマンスによりつく金額ですので、仕事がうまくいく月とそうでない月で大きく差が出てしまう場合もあります。このような制度の差は、しっかりと応募する前に確認したり、面接に進めば直接聞くべきです。

給料アップを求めて転職をしたものの、実際上がらず業務も増えてしまったなどの失敗をおかさないように気をつけましょう。

②英語力が十分かと思ったが足りなかった

入社するまでのレジュメや職務経歴書、あとは面接も無事とおったので英語力は十分と安心していたところに、業務が始まると英語力が足りずに仕事についていけない、という失敗パターンもあります。

十分準備をして書く応募書類や、練習を重ね、言いたいことを用意する面接と変わり、実務はメールなどをすぐ即答したり議事録を英語でとったり、会議なども想像以上にペースが早い場合があり参加できないという挫折もありかもしれません。

この点は実際入社するまではわからないということもありますが、面接中や内定をもらい受理する前に、聞いてしまいましょう。

聞くべき点は、仕事をする相手が誰かです。例えば外資系企業でも営業職や開発、購買やパッケージなど、相手先が小売やサプライヤーであればほぼ日本語でしか業務は発生しません。

その反面、仕事の相手がグローバルチームや本国の担当者なども入れば、もちろん業務で英語は非常に重要になり、どれほど英語で仕事ができるかで評価が変わったりします。

入社後に英語のスキルアップをすることも可能ですが、どれほどのレベルが必要かはポジションから把握したり、聞いてしまうのが失敗を防ぐ近道です。

③やりたい仕事ができると思っていたが、意外と制限があった

日本企業から転職をする際、固まった組織ではなくもっと自由な外資系企業で羽を広げ仕事をしたい、と思う方も少なくはないでしょう。

しかしながら、失敗パターンとして、実は外資系企業でもしがらみがあり、制限などのせいでやりたいことができないことがあります。外資系企業も組織ではありますし、日本に支社を置くほどであればかなりの世界規模でしょう。

そのような組織は指揮系統が確立されており、日本支社が全ての決定権を持っているわけではありません。

よって、物によっては本社の合意が必要であったり、本社の世界戦略に基づいたこと以外は承認されないケースもあります。仕事のモチベーションに非常に重要なポイントですので、この点も面接中や内定を受理する前に確認しましょう。

確認の仕方は、率直に決定権がどこまであり、その企業の中でも日本支社の役割と重要度を確認すべきです。企業によっては日本支社はイノベーションや最先端の手法を取り入れる試験的かつ戦略的な国であることもあり、そのようなケースは非常に自由度があります。

④日系企業の人間関係が嫌で転職したが、外資系企業の人間関係も合わなかった

日本企業での飲みニュケーションや人間関係が嫌で、もっと個人ワークで自由な外資系企業に転職をする方は多いのですが、実際入社してみると想像と違うという失敗パターンもあります。

実は外資系企業の中でも「資本」は海外であっても実はほぼ日本企業と変わらないケースがあります。例えば外国ブランドを扱う企業でも、日本での国内代理店である場合や、もしくは古くから日本に支社を持つ外資系企業は文化も本社から孤立していることもあります。

その場合、日本企業で嫌だった文化は続いてしまいますので、できる限り事前に調べられるものは調べ、あとは口コミや知人の情報や、面接での雰囲気から推測をしましょう。

その逆ですが、外資系企業の自由で個人プレイな感じを求めて転職はしたものの、そのせいか周りとの距離があったり、どこか冷たい雰囲気があると感じる人もいます。

これは確かによくあることで、結果重視で競い合うこともあるので仲間意識より競争心が表に出てしまう人もいます。

このような環境が合う方もいますのでその場合は問題ありませんが、あまりそのような環境を求めていない場合はできる限り情報収集をしましょう。社風や人間関係は日々重なることですので、軽視はできません。

⑤転職活動で失敗し、転職自体ができないパターン

先ず、転職活動は場合によっては新卒時に就職活動より難しい場合もあります。

新卒の時はもちろん学歴やこれまでの活動などが重要になりますが、印象や意気込み、企業への思いなどでポテンシャルを見出してもらう場合が多いかもしれません。

実際経験がない前提で雇うのですから、それほど確実な判断基準はないことが大半です。転職活動に関してはこれまでの仕事で何をやってきて、どのようなスキルがあり、どのような結果を出してきたかを明確に求められるケースが多いです。

それに加え、自分自身の強みや弱み、キャリアプランなど具体的に仕事の例を交えて話す必要があります。

この状況で、しっかりとした考えを持ち転職活動に望まなければ、そもそも外資系企業への転職が叶わないかもしれません。

もともと外資系企業に転職としたいと思った理由を整理し、それを達成するために着実に前へ進めるように準備をしましょう。

例えば転職をしたいと思った理由が給与面の理由なのか、仕事の内容の内容なのか、キャリアアップなのかを考え、それらの条件に該当する募集案件を探しましょう。

その中でまずは企業側が求めるスキルや経験は一旦見ず、仕事内容や給与面でこの案件は応募してみたいと思うものを洗い出しましょう。

そのあと、実際自分がその企業が求めているスキルや経験を持っているかを確認し、足りない部分はどのように補うか、どのようにその経験を積むかを考える必要があります。

スキルや経験はすぐ身につくものではないので、長いスパンで転職を検討するのも失敗をしないための重要なポイントです。

⑥転職先の外資系企業で、やりたい仕事がなかったパターン

これは私自身が実際経験したことですが、転職活動中や面接時にはこの仕事をやりたいと思い進んだものの、実際入社をして仕事を始めてみると思っていたことと全く違うというケースもあります。この失敗については大きく2つのポイントが理由だと考えます。

まず、1つ目のポイントとしては転職活動中に色々な理由で惑わされてしまうことです。例えば転職をしたい意欲が強すぎたり、今の会社から早く出たいなどのモチベーションがある場合は、冷静に物事を捉えられなくなることは意外とあります。

ある業界に行きたいがために、企業をあまりしっかりと見なかったり、ある企業に行きたいがために、募集案件をしっかりと見ないことがあります。もしくはしっかりと見ていて「この業務内容は微妙かもしれないけど、この会社だから少しは妥協できる」と転職活動中は思っても、実際毎日やることとなると入社後嫌になるケースがあります。

2つ目のポイントとしては募集情報だけでは本当の仕事の内容がわからないことです。これはどれほどちゃんとした企業でも、実際の業務や仕事の感じを文章に落とし込み、すべて網羅することは不可能です。

もちろんウソや語弊があることはいけませんが、大抵の企業はそこまでしっかりと書き、常に更新したりはしません。

よって、応募して合格し、入社してから「あれ?書いてあったことと違う・・・」となることはあります。実経験上、これは新しく作られたポジションとかであればなおさら企業側もわかっていないので要注意です。

この失敗を起こさないために準備できることは、面接での質問です。多くの場合面接は人事担当者と現場の上司にあたる方と行うことが多いので、特に現場の方との面接では募集情報にあったことの詳細を聞いてみたり、実際のところどうか聞くのが一番確実です。

このように事前に質問を準備し聞くこと自体、真面目に向き合っている証拠と積極的に考えていることのアピールですので、是非この機会で確認しましょう。

⑦転職先の企業に合わないパターン

転職も成功し、やりたい仕事にもつければ申し分なしと言いたいところですが、この場合も失敗をしてしまうケースがあります。それは、企業の社風や働く同僚、上司や部下と合わないというケースです。完全に単独行動の仕事であったり、ご自身が人間関係や社風はどうでもよく仕事ができれば良い、もしくは給与がみ合えば良いという方であれば問題ないでしょう。しかしながら、仕事の大半のストレスや悩みは意外と業務ではなくそれ以外の人間関係や制度への憤りなどからくることは少なくありません。

この失敗を避けることは容易ではありません。まず、企業側の事前調べは転職活動には必須なことはすでにご存知かと思います。ただし、調べるものが企業サイトや企業理念など企業側からの発信のものは面接でのトークには重要ですが、実際の中がどうなってるかの参考にはなりません。

なぜかというと、企業側から発信するものに悪いことは一切書いていないからです。それ以外では大手であれば口コミサイトで大体の雰囲気を掴み、その裏付けのために転職エージェンシーと話し合うことや、理想は実際働いているもしくは働いたことのある人に相談をすることです。

このような知り合いが元からいることはそうないことですが、転職で失敗をしないためにはあらゆる人脈を探り、誰か経験者を探すまでの努力は惜しまない方が良いかもしれません。

企業側と合うかどうかは企業のことを勉強することも重要ですが、何より一番重要なのは自分が何を求めているかです。どのような状況であれば満足で、どのような状況であれば不満かを自己認識するのは意外と難しいことです。

多くの場合は経験をしない限り分からないかもしれませんが、転職で失敗をしないためには今までの仕事の仕方や人間関係や上司部下の関係で何が自分にとってよくて、何が不満であったかなどを書き出すのも重要です。

できるだけすでに経験したことを思い出しどこは妥協できなくて、どこは妥協できるかを考え、それと企業に対しての情報を照らし合わせましょう。

 

最後にはなりますが、どの失敗パターンも大抵目指していたこととのギャップや、期待していたことや想像していた状況とのギャップから生まれるものです。

何より重要なのは外資系企業への転職に何を求め、それが達成できるのかをできるだけ事前に確認することです。完璧な企業はありませんが、ご自身が重要視する点を抑え、あとは妥協ができるのかできないのかを明確に持っていれば、転職に失敗することなく着実にキャリアを前に進められるでしょう。