外資系転職に必要な英語力と勉強方法

外資系企業は日本企業と比較し給料が高かったり、キャリアアップのスピードが速い場合が多いです。

そのような環境に転職をしたいと思う方は少なくはありませんが、意外と大きな壁は英語であったりします。特に日本企業に就職をした後も仕事上で英語を使う機会のない方は、学生の時に学んだ英語で止まっていたりします。

実際のところはどの程度の英語が必要で、どのように習得するのがベストなのかを今回の記事では紹介します。

外資系への転職活動で、どんな時にどのレベルの英語が必要になる?

転職書類を準備するのに必要な英語

転職活動を始める前に必要となるのはレジュメです。

外資系企業の場合でも日本語の履歴書で問題ない場合もありますので、英語レジュメが必要かどうかは事前に確認しましょう。もし必要となった場合は、実は割と簡単ですので、避けずに応募しましょう。英語のレジュメで何が一番重要なのかは、あなたがどこで、いつ、どのような仕事で、何を達成したかです。

むしろ文章の良さではなく、事実や実績を確認する書類であることを忘れず、できる限りシンプルでダイレクトに書きましょう。

例えば見出しにはポジションと企業名を書き、その下に箇条書きで期間や部署名、業務内容を数点、そして何よりも重要なのは何を達成したかを書くことです。「Grew sales by 30%」など、日本語ではあまり見ない明確な自慢を簡単な単語で書くのが採用側に直接伝わります。

面接で必要な英語

次は面接での英語レベルについてです。

まず、面接の連絡と同時に面接内容を軽く教えてくれる企業もあります。その場合は日本語と英語両方が入っているか確認し、もし入っている場合は多くの場合時間割が半分半分であったり、面接官が2名いたりします。

この場合は割と話す期間が長かったりしますので、念入りに準備しましょう。しかしながら、これまで経験してきた外資系企業の面接は10回を超えますが、英語が一次面接で必要となったことは一度もありません。

多くの場合は人事が一次面接で、経歴を確認され、二次面接や最終面接で場合によっては英語も交わる、もしくは外国人の面接官である場合もあります。

どのような面接官でどのような面接かは実際の所行くまでわからないケースが多いのですが、極端にするとレジュメは実績の確認、面接は人柄や印象の確認です。

面接ではレジュメで書いた事実をハキハキと自信を持って話せると、英語で受け取る側としては安心をするはずです。ただし、レジュメに書いたことは練習をしとくと良いのですが、面接の難しいところは何を聞かれるかわからないということです。

簡単な質疑応答レベルは持った上で、恥ずかしがらずに質問を聞き取れない場合はもう一度や、もう少しゆっくりと、とお願いをしましょう。

外資系企業での実務において必要な英語力について

もちろんその企業や部署、あとはポジションによって英語を使うレベルが変わってきます。現在勤めている外資系企業では、例えば現場営業や物流や購買など、先方が日本企業である部署は全く英語を使わず、そのポジションにつく方は英語は一切求められていません。その逆にあるのは本社やグローバル機能と仕事をすることの多いマーケティングなどの部署です。現在勤めている会社のマーケティングを例に、実際どのような状況で英語を使うのかを紹介します。

まずはメールですが、英語は半数ほどで使用しています。日本人どうしだともちろん日本語のみで大丈夫ですので、社内の日本人や社外の代理店などとは日本語でやり取りをします。

英語は日本人どうしとのやり取りでも、CCなどに外国の方が入る場合があるので使うケースがあります。全員レベルはものすごく差があるので、文法などもほぼ確認せず思い通りに単語を並べて意思だけが伝わるレベルでメールをする人も意外と多いです。

これは大手の外資系企業だと社内メールでは意外とよくあることで、理由としては世界中で英語が母国語ではない人たちがともに働いているため、正しいことが重要なのは英語の文法ではなく内容であるからです。

会議では、メールと同じく英語しか話せないメンバーが一人でも入ると、基本は英語に全員切り替えます。会社によっては通訳がついたり、部下が通訳を担うなどのケースもありますが、今の会社では英語が苦手な人も最低限の単語で乗り切ります。

意外と、英語がネイティブな人よりも、英語が少し苦手だけど意思が明確な人の方が会議ではやりやすかったります。最終的には何を言いたくて何を合意したいなどが明確であれば、意外と高いレベルの英語はいりません。

もう1つの英語を使う場面はプレゼンです。今まで紹介した3つの中で一番難しそうと思われがちですが、意外と一番簡単かもしれません。プレゼンは大抵時間をある程度かけて作成をし、練習までもできるものです。メールや会議はその場で対応をしなければいけない場合が多いですが、練習ができる分、プレゼンは良い英語の特訓になります。

日本企業から外資系企業に転職をした際に一番印象的だったのは、プレゼン資料の違いでした。日本企業ではプレゼン用よりは、資料はプレゼン形式になった印刷物のようにしっかりと詳細まで記載をしていましたが、外資系企業ではプレゼンはストーリーのように、スライドごとに1つのことを書き、流れを作ります。

よって、スライドごとで見ると非常にシンプルで、言いたいことは1つです。このように意外と英語のプレゼンは色々書く必要がない場合が多いため、提案をしたいことや伝えたいことを明確にし、それを説明もしくは説得をするための流れを作ることに専念できます。英語は簡単なレベルで、内容が良ければ目的は達成できます。

外資系転職で内定をとるための英語勉強法

外資系企業からの内定に向けてもちろん基盤として英語力を上げることは決して悪いことではないので、英会話に通ったり、英語を話す友達を作り練習をしたりなど続けることは重要です。

しかしながら、実際は完璧に話せるようになってから転職をする人などほぼいませんので、極端に言えば外資系企業も英語を勉強する過程だと思ってしまい、思い切って転職活動を頑張り、入り込んで外資系企業で働きながら英語もさらに磨きをかけるという一石二鳥を目指すのも手です。

それを実現するためにまとめると、内定までの2ポイントはレジュメと面接です。レジュメはすでにご紹介した通り、簡単に実績をまとめることがまず大事なことです。単語を並べることに近いので、正直翻訳ツールでもできますが、いずれ面接で英語が必要になった時には自ら話す必要があるので自分で書いてみる方が良いでしょう。

英語が得意な方は問題ありませんが、少し苦手な方は一度箇条書きでレジュメ形式のものを日本語で書いてみましょう。今までやってきた業務をシンプルに書き、実績をできるだけ数値かしたものを記載しましょう。

日本語が出来上がり満足いけば、それを英語にすることが一番正確で面接の場合にも日本語でもともと言いたかったことが頭に入るので、後々言いたいことがわからないなどの状況にはなりません。

この点レジュメは勉強するというよりは地道な作業なので、しっかりと向き合えば誰でもできます。あとは、念のため英語が得意な方や、客観的に見てもらえる知人やリクルーターなどに確認してもらえれば問題ないでしょう。

レジュメができ、応募も無事終わり、面接にたどり着くまでは少し時間があります。それまでに確実にやっておきたいことは、面接の練習です。よく聞かれる質問は検索エンジンなどで沢山出てきますが、正直なにを聞かれるかわからないので、最も最適な勉強法は練習相手を探すことです。

知人やカフェ英会話やリクルーターなど、質問を事前に渡すこともできますが、それに加え自由に経歴や長所や短所についての質問をしてもらい練習することが最も実力がつきます。

レジュメに書いてあることに加え、自分の長所や短所は練習に加え、書き起こして復習しましょう。必要な単語があれば英語で覚えておけば、あとは言いたいことがはっきりとしている分、文法などが間違っていても面接時に正しい単語で意思は伝わります。

練習を重ねればそれが自然と話せて、それが面接官の目には自信や堂々さと見え、さらに良い結果に繋がるはずです。

 

 

最後に、英語は試験が全てではありません。もちろんTOEICなどの試験の点数を求める企業もいますが、それを取得してもレジュメで実績が明確でない場合や、面接で自信がなさげで言いたいことがわからない場合は外資系企業での内定はもらえません。基礎の勉強に加え、必要最低限の英語でしっかりと意思疎通ができるように、日本語でもしっかりと意見を明確にしましょう。それができれば、実際転職が成功した後も、外資系企業の業務でも活かせるスキルとなるでしょう。