自動車ディーラーのキャリアデザイン、キャリアプランの考え方

自分の理想の働き方を実現して楽しく働いていくためには、5年先くらいを見据えたキャリアプランを考えて、将来を見ながら働いていくことが大切です。

本記事では自動車ディーラーのキャリアデザイン、キャリアプランの考え方についてまとめました。

誰もがディーラー営業からスタートする

自動車ディーラーで働き始めるときには、ディーラー営業からスタートするのが基本です。まずは新車や中古車のセールスを主な業務として担当することで、ディーラーとして行っているサービス全般についての知識とノウハウを習得することになります。

店頭でのショールームなどを使った営業活動に加え、顧客への電話営業や訪問営業についても担当するのが一般的です。会社が扱っている車について熟知する必要があるだけでなく、自動車保険や生命保険、カーローンなどの周辺サービスについても適切に対応できるようにならなければなりません。

さらに点検や整備、下取りや車検などにも顧客の求めに応じて対応することになるため、セールスを担当すると網羅性の高い経験ができます。この段階でキャリアデザインを考えて目的意識を持って働くのが重要です。

中期目標、長期目標を立て、そのためにどのようなノウハウを得る必要があるかを考えながら仕事をしていると、知識も技術も身に付きやすくなります。

そして、ただ仕事をしているだけでは見落としてしまうような部分にも目が行き届くようになり、広い見識のある人材として活躍できる可能性を高めることが可能です。そのためには次のキャリアをまず考えておくのが必須です。

販売のスペシャリストを突き詰める

ディーラー営業の次のキャリアとして、販売のスペシャリストがあります。

顧客対応をすることで喜びや感謝の声を直接聞くことができ、営業成績を上げれば評価が上がるといった形でやりがいがあるのが販売業務です。

個人で仕事ができる部分が多いため、独自のペースで仕事を進めて着々と実績を増やすのが性に合っている人に向いています。

このキャリアパスを考える上で重要なのが信頼関係を築き上げることです。長くご愛顧していただける顧客を多数抱えらえると、安定して成果が上がるようになり、信頼されると車検や点検などの周辺サービスの依頼も受けやすくなっていきます。

また、それと合わせて磨いていく必要があるのが交渉力です。スペシャリストとして社内からの評価も上げつつ、顧客からの信頼も勝ち取るためには見積もり交渉をいかにして行うかが重要になります。

会社の利益と顧客の満足度の両方を最大化できるような落とし所を選ぶ必要があり、下取りなどで他社との交渉をするときには特に有利に進められるようにするための駆け引きが重要です。

相手の考え方を知るのが肝心なので、交渉力の向上には経験が欠かせません。普段からやり取りの内容を反省する習慣を作り、次に生かす戦略を考案するように心がけると着実に販売のスペシャリストとしての腕を磨けます。

店舗マネージャーへ出世する

ディーラー営業から出世して店舗マネージャーを目指すキャリアパスがもう一つの有力な選択肢です。

マネジメントに興味がある人にとって理想的なキャリアであり、営業職とは違って歩合制ではなくなるため、安定した収入を得られるようになる特徴もあります。ただし、営業でいかに実績を上げていたからといっても店長に抜擢されるとは限りません。

営業職から管理職へのステップアップで重要なのが、大局を見て判断する能力を育むことです。店舗としていかに収益を増やすかという視点でマネジメントを行うことが必須になります。

そのために大切なのが売上の動向や、営業にかかっている経費について理解を深めることです。そして、キャンペーンなどの実施がどのように経費に影響を与え、結果として売上がどう動いたのかといった点も分析する習慣を付けるのが重要になります。

また、同僚の働きぶりを見ながらどのような営業を行うのが利益に結びつきやすいのかについても解析し、新人教育を任されたときにそのノウハウを伝えて速やかに育て上げるのが大切です。

これが店舗マネージャーとして店舗の運営方針を定めたり、業務フローを整えたり、教育指針を与えたりするのにつながります。そして、その活躍ぶりが上司の目に留まることで出世の機会を獲得しやすくなるのです。

エリアマネージャーへの道も

店舗マネージャーに出世するのに成功した暁には、さらに高みを目指すことも可能です。店舗の営業成績を着実に上げたり、キャンペーンなどを駆使して大幅な営業利益を上げるのに成功したりするのが目立つと本社からも着目される人材になります。

そして、その店舗エリアだけではなく、その周辺も含めたエリアの店舗全体をマネジメントする役割を任されるようになるのです。部長程度まで昇進することになり、管理職としてさらに会社全体の利益に関わる重要な役割を果たせるようになります。

一方、販売のスペシャリストとなった場合にもエリアマネージャーになれる可能性があります。ディーラーではしばしば社外からエリアマネージャーを募集している場合があり、マネジメントスキルがあって販売のスペシャリストでもある人を探し求めているからです。

スペシャリストとしての地位を獲得しながら、時間の合間を見てマネジメントについても学んでいくのは必須になります。

社内で抜擢してもらえる可能性もありますが、転職先を探すとエリアマネージャーになれる可能性も高まるのでキャリアパスとして考慮しておくと良いでしょう。