外資系企業(アメリカ系)の働き方、環境、転職について

外資系企業はひとくくりにまとめがちですが、どの日本企業もそれぞれ特徴があるように、実は外資系企業の中でもかなりのバリエーションがあります。

今回の記事では実経験やインタビューにより見えてくる「アメリカ系企業」の特徴を働き方、人間関係、条件面でご紹介したいと思います。

わかりやすい例として、アメリカを代表する消費財メーカー「P&G」経験者を中心にご紹介します。

アメリカ系企業での働き方は、実は「ミリタリー」?

一見「アメリカ」と聞くと自由で余裕があり、仕事も17時には全員帰宅するイメージを持たれるかもしれませんが、実はアメリカの大手企業の多くは全世界展開を行い、とにかく大規模に売り上げも利益も求められる資本主義大国で戦っているのです。

その中でも特に成功を遂げている企業にP&Gがあります。

消費財メーカーの間ではよくP&Gは軍隊に例えられますが、これはワークスタイルが過酷であるからではなく、指揮系統が軍隊のように徹底されているからです。

実際社長や役員でアメリカ軍経験者は珍しくありません。

軍隊のような指揮系統が必要な理由は、P&Gは売り上げと株主への利益を必ず出すために「戦略」を徹底するからです。

「戦略」もしくは「戦法」とも言えるほど、世界で必ずトップシェアにならなければいけないブランドなどが明確に設定され、もちろん流用できる製品などはコスト削減に貢献しますが、そのままでは勝てないと見極めたものは完全に現地の消費者理解から始まり、製品開発や広告開発までをも現地で行います。

皆さんが親しみのある「ジョイ」や「ファブリーズ」、「レノア」や「パンテーン」などもこの戦法で実際日本での大きな成功を遂げています。

このようにトップレベルで戦略が固まる企業は、「直下型」の指揮系統である場合が多いです。

もっともジュニアなポジションであれば、アメリカのトップが決めた決断を各国に展開し、そこから各国の社長が合意した内容をダイレクターレベルに伝達し、それがマネージャーを通して降りてくるイメージです。

成功をするために確実な研究や考えを経ている戦略ですので、大抵の場合はその戦略を実現する努力をすれば成功をする確率は高いです。

簡単に言うと、上司の指示を徹底すれば、全体としてもうまくいきますので、P&G社員は仕事ができる上、上下関係を重んじるケースが多いようです。

アメリカ系企業もひとくくりにはできませんが、社長報酬が莫大な金額であることでも推測できるようにトップは重要な役割を担い、「指揮者」のように直下型な指示系統が多いかもしれません。

アメリカ企業の人間関係は競争を楽しめるとベスト

このように徹底した戦略で成功や勝利を収めようとするとなると、もちろん「手柄」を求めた競争はあります。今までお会いしてきたP&G出身者は競争をむしろ楽しむタイプで、勝つためにしっかりと考え行動をとる方が多い印象です。

この環境ではもちろん全員が合うわけではないのですが、常にスキルを身につけベストを尽くしたい成長をしたいと思っている方には、日本企業から比べて大きなステップとなるかもしれません。

仕事ができる人に囲まれ、最初は戸惑うとしても確実にスキルアップができる環境であるはずです。

他のアメリカ系企業も、特に日本で展開している規模となると優秀な人材が集まりトップの地位を目指して売り上げと利益を最大化しようとしているケースが多いと思います。

企業競争力は採用条件面にも反映されてるケースが多い

もちろんベストな結果を出すことを戦略的に考えた場合、優秀な人材確保は重要なポイントとなります。よって、周りを見ていてもアメリカ系企業は大抵収入は普通以上、むしろ高い方だと感じます。加えてアメリカ系企業は「ストックオプション」など自社株を割引で買えたりする制度が他国より進んでいる場合が多いため、給料以上のメリットがあるかもしれません。

最後に、今回はアメリカ系企業を1社を例にご紹介しましので全てに当てはまるものではありませんが、「指揮系統」は意外と働き方や仕事の進め方に直結することですので、事前調べが面接で率直に探るのも重要なステップとなります。

向上心があり、競い合うことが好きな方には、アメリカ系企業は非常に相性の良い環境ですので思い切ってチャレンジしてみてはいかがでしょうか。