転職理由の元となるキャリアデザインの大切さ

先行き不透明な時代において、キャリアデザインの重要性が今まで以上に高まっています。

本記事は、転職活動の志望動機・転職理由の元となるキャリアデザインの考え方について解説します。

キャリアデザインとは?

平成に入ってから注目されている「キャリアデザイン」とは仕事だけではなく、プライベートを含めた個人の人生設計をすることです。

キャリアという言葉はビジネスシーンで使用されることが多くなっていますが、広い意味で言えばその人の生き方を表します。

  • 26歳までに働きながら○○の資格を取る
  • 資格を活かして、○○がやれる部署に異動させてもらう。またはやれる会社に転職をする
  • 30歳までに○○の分野で仕事をしつつ社外への人脈を構築していく
  • 34歳で○○の分野で実績を残して、独立をする

など今後の自分の働き方を考えるのがキャリアデザインです。

現代社会でキャリアデザインをすることが大切な理由

昔は就職すれば終身雇用制度や年功序列制度によって、定年まで同じ企業で働けるのが当たり前でした。

しかし日本経済の成長が止まった今、企業は年齢よりも実力を重視するようになり、リストラされる社員が出て来ました。逆に社員が企業を見限って、転職するケースも増加しました。

現代社会では派遣社員・紹介派遣社員・契約社員など、雇用形態が多様化しています。企業のIT化やグローバル化が進んだことで、展開している事業にも変化が見られます。

また、女性の社会進出もキャリアデザインと深く関係している要素です。

昔なら女性は家庭に入るのが当たり前でしたが、現在は専業主婦だけではなく共働き・パート・シングルマザーといった選択肢があります。

雇用形態・事業・ライフスタイルの選択肢が増えたため、個人が働き方や生き方を選べる時代になりました。

みんなと同じ働き方・生き方をしていればそれなりに幸せだった時代から、自分なりの働き方・生き方(キャリアデザイン)を考えないといけない時代になったわけです。

キャリアデザインは自分の生き方を考えるきっかけとなるので、生き方が多様化した現代社会で非常に重要視されていると言えるでしょう。

キャリアデザインの意義

キャリアデザインを行う意義は主に3つあります。

目の前の(短期的な)ことにフォーカスしすぎない

将来の自分を考えれば、本当にやりたいことを見つけられるのが1つ目のポイントです。

1年後の目標と10年後の目標は同じものではないでしょう。

近い将来と遠い将来の目標を設けることで、理想の自分になるまでのステップとその後のことを考えられます。

転職活動でありがちな失敗が、キャリアデザインが作らず遠い将来の目標が無いことで、ついつい「給料が高い」「待遇が良い」だけの理由で転職先企業を選んでしまうことがあります。

そうすると書類や面接でどうしても説得力のあるアピールが出来ないので内定が取りづらくなります。また、内定が取れたとしても、やりたい仕事ではないため幸せな働き方が出来ないケースが多くなってしまいます。

キャリアデザインをしっかりと考えて、将来的に自分が理想とする働き方や仕事が定まっていれば、短期的に2〜3年は給料が低くても目標へのステップとなる経歴を積むことを優先することも出来るわけです。

特に女性は結婚や子育てなどのライフイベントが豊富で、人生の岐路に立たされることが多いです。

ライフスタイルが変わっても目標を掲げていれば、その目標に向かって走り続けることができます。

例えば将来の目標がある人は子育て中でも、空いた時間をみて資格の取得やスキルアップをして、スムーズに復職をすることも出来るようになります。

「子育てをして何もできなかった」という失敗を防ぎ、有意義な時間を過ごせるでしょう。

現在の自分を客観的に見つめられる

2つ目は現在の自分を見つめ直すきっかけになることです。

キャリアデザインは100%達成不可能な目標を描いても意味がありません。

現在の自分を自己分析した上で、能力に見合ったプランを考えていきます。

そうすることで自分の能力や足りないものを知り、最適の働き方や生き方を見つけられます。

転職活動をしていて、なかなか内定を貰えず転職活動が長引いてしまう人のなかには、自分がやりたい仕事への気持ちばかりが優先してしまい、狙う職種やポジションにスキルが追いついていないケースが多くあります。

キャリアデザインをすることで、自分が本当にやりたいことと現在の自分が出来ることを冷静に客観的に見つめられるようになります。

理想の自分に近づくためのステップを考えられる

現在の自分と将来の自分を考えることで、理想の自分に近付くために必要な要素を見つけられることが3つ目のポイントとなります。

例えば1年後に海外進出のプロジェクトに参加したいと考えているが、現在の自分に英語力がないとしましょう。

目標を達成するには独学か英語スクールに通って、ビジネス英語力を磨く必要があります。

1年以内に英語関係の資格を取得するという目標を設定してもOKです。

必要な要素やアクションを挙げれば、現在の自分が具体的に何をしなければならないのかが自然と見えて来ます。

現在の職場で目標を達成できないと感じた場合、転職するという選択肢があります。

転職もキャリアデザインによって生まれるアクションの1つです。

キャリアデザインを描く時に自分の求めていることが分かるため、転職理由の発見や企業選びでも役立ちます。

将来的にやりたい仕事があるけれど今のスキルが足りないと思ったら、その途中ステップにある経験が積める職種や会社にファーストステップとして転職をするという選択肢も考えられるようになります。

時代の移り変わりに合わせてキャリアデザインをアップデートすることも大事

インターネット、AI、ITなどの登場で現代社会のビジネス環境はすごいスピードで進化しています。

25歳の時に考えていたキャリアデザインが30歳になる頃には時代遅れで現実にそくさないこともあるかもしれません。

なので、キャリアデザインは1年に1度くらいアップデートをするのが良いです。

実際に年末頃のビジネス経済誌などには、キャリアデザインの見つめ直し方法などを特集する記事も増えてきますね。

業界の将来性や需要を考えることで、現代社会に合ったキャリアデザインと成り得ます。

あなたの性格・スキル・価値観・興味のあることをベースとして、業界ニュースなどを踏まえてさまざまな観点から自分を見つめ直せば強固な基礎に仕上がるでしょう。