ハローワークで転職すると失敗しやすい?メリット・デメリットを解説

ハローワークとは

ハローワークは別名公共職業安定所と呼ばれる公的な機関です。

厚生労働省からの指示で各都道府県の労働局が展開する雇用対策の窓口となっています。ハローワークの利用は無料で、幅広い求人が集まっていることから、職探しをしている人にしばしば活用されます。

ハローワークにはとりわけ地元企業の求人が多い特徴があるので、地元での就職を考えている人にはより役立つことでしょう。

また、ハローワークでは窓口に相談すれば、自分に適した仕事を紹介してもらえたり、履歴書などの書類の書き方を指導してもらえたりします。

就職活動を総合的にサポートするのが、ハローワークの役割となっています。

ハローワークの利用方法。求人の探し方

ハローワークを利用する前に、まず履歴書と転職する人は職務経歴書を用意しておきます。

受付でハローワークカードに住所氏名年齢などの個人情報や連絡先、学歴、職歴、資格、求人条件などを記入し、情報を登録してもらいます。

その後はハローワーク内にあるパソコンで求人情報を探し、関心のある仕事を見つけたらその情報を印刷します。

印刷した紙はカウンセラーに渡し、カウンセラーと話し合って仕事に対する適正などを見定めます。

応募したい企業にコンタクトを取る際には、あなたの代わりにハローワークの職員が企業に連絡してくれることもあります。

ハローワークではカードに記入した内容を公開するかどうかを選ぶことができます。

公開を選択すれば企業側でもあなたのプロフィールを閲覧できるため、企業側からスカウトが来ることも考えられます。

より幅広いチャンスを手に入れたいのであれば、公開しておくと良いでしょう。

ハローワークの利用時間は各施設によって異なりますが、平日はだいたい午前8時30分〜午後5時までで、土曜日は午前10時〜午後5時くらいとなっています。

ハローワークを利用するメリット

ハローワークのメリットに、複数回転職している人や、一般的に求人が少なくなる中年以降でも職を見つけやすいことが挙げられます。

これは地元の中小企業の求人が多かったり、年齢制限がない場合もあったりすることに起因しています。

また、ハローワークにしかない求人情報もあるので、幅広い情報を求めている人にも、使い勝手が良い場所です。

ハローワークは単に職業を紹介するだけではなく、セミナーを開いたり職業訓練のコースを提供したりと、全面的に就職活動をサポートしてくれます。

さらに、ハローワークでは雇用保険の手続きを行えるので、給付を受けながらの職探しも可能です。

ハローワークに行くだけで1度にさまざまな作業や手続きが行えるのも、時間と手間を省略できるためメリットといえるでしょう。

ハローワークのデメリット。求人の質が低い理由

たくさんの便利なサービスがあるハローワークですが、デメリットもあります。

それは、ハローワークの求人の中には、少なからず質の低いものも存在するからです。

その理由をみていきましょう

求人の掲載料が無料

ハローワークでは求人情報を掲載するにあたり、企業側が支払う掲載料は無料です。

したがって、掲載求人の中にはできるだけ求人にお金をかけたくない企業や、求人にお金をかけられないところも情報を掲載している可能性が高くなっています。

掲載料が無料であることによって幅広い求人がなされるのがハローワークのメリットでもあります。

しかし、裏を返せばハローワークの求人は玉石混合であり、大企業で条件の良い求人もあれば、全く逆のケースもあるかもしれないので注意が必要です。

求人の年齢制限がない

ハローワークでは基本的に年齢制限の禁止が原則となっています。

募集や採用に関して年齢を条件にすることができないことは、特に年齢の高いハローワーク利用者にとってはメリットに映ります。

しかし、求人票には年齢に関する条件を記載していないだけで、実際は企業が人材を雇用する際には年齢制限を設けていることもあります。

このように、ハローワークの求人には表と裏があることが考えられるので、年齢が高い利用者でも求人に応募できるものの、結局は採用されないというケースも珍しくありません。

ブラック企業求人も多い

ハローワークで気をつけなければいけないことは、労働者のことを大切にしないブラック企業の求人も多いという点です。

ブラック企業では誰かを採用しても人材がすぐに辞めてしまう事態が頻繁に起こるため、ほとんど常に求人しているケースが散見されます。

求人の掲載料が無料であることからもわかるように、ブラック企業にとってハローワークは人材募集にメリットが多い場所なのです。

また、ハローワークを通じて雇用契約を結ぶ企業には助成金がもらえることもあります。

したがって、ブラック企業は人材募集と助成金の2つの点からハローワークに求人を出すことがしばしばあるので、求職者は注意しなければなりません。

ハローワークと転職サイト・転職エージェントの違い

ハローワークの他にも、仕事探しができる場所があります。

それは転職サイトや転職エージェントです。

転職サイトや転職エージェントでは、求人広告を出す際に掲載料を支払うのが一般的です。

また、転職サイトや転職エージェントの方であらかじめ企業の質を調べてから求人票を載せることが多いので、安心して職探しができることがメリットのひとつでしょう。

もしもブラック企業の求人広告を掲載してしまったら、その転職サイトや転職エージェントの評判が悪くなって利用者が減るため、両者とも時間と手間をかけて求人掲載企業がどのようなところなのかを調べているのが一般的です。

転職サイトは幅広い求人情報を検索するのに役立ちます。

転職エージェントではハローワークと同じように、適正職業を知るためのカウンセリングや履歴書の書き方などの指導を受けることも可能です。

転職サイトや転職エージェントの求人には年齢制限が付いていることも多く、どちらかといえば第2新卒や既卒の人など若者に向いています。

また、転職エージェントの中には無料のものもあれば有料のものもあります。無料のものは求人を掲載する企業からお金を得ているため、利用者は無料となっています。

転職をより有利に進めたければ、サービスが充実している有料のエージェントを利用するのも良いでしょう。

就職活動にとって重要なものは質の高い情報です。職業は人生を左右するものであるため、仕事さがしをする場所はしっかりと見極めてください。