工場勤務から未経験システムエンジニアへの転職体験談

製造業の工場勤務から、システムエンジニアへ転職をした33歳男性の転職体験談を紹介します。

※本記事は、CrowdWorks社を通してインタビューをした実際の転職体験談を元にしております。

会社の倒産が見え始め転職をしようと決意

自動販売機・電気温水器事業を行なう関東の大手電機メーカーの子会社へ勤務していました。

1999年より自動販売機製造を開始していましたが、需要低迷と度重なるリコールにより赤字が続くことになりました。

私は製造部門の工場勤務として働いていましたが、事業が停止される観測が社内でも噂になっていました。

会社が倒産するのか清算となるのか不明でしたが、早期希望退職が中高年から始まっていたので、次第に上司や定年間近の先輩は会社を去って行く状態になり、このまま続けていてもジリ貧となることが分かっていたわけです。

実際にボーナスが減額されて、ほとんど出ない状態となってきて、派遣スタッフの受け入れを中止した時点で会社存続が危ういと感じました。

電気温水器や給茶機部門の人は、事業譲渡先へそのまま転職すれば良いですが、赤字続きの自動販売機製造部門にいた社員は、先行きが真っ暗な状態でした。

35歳を迎える前に転職しなければ、再就職先が厳しいと思っていたので、なるべく早く転職をしようと思いました。

改めて手持ちの保有資格を確認してみても、転職先ですぐに活かせる資格は持っていなかったのですが、仕事とは関係なかった個人的に取得していたシステムアドミニストレーターと宅地建物取引主任者資格のみが転職時に使えそうと判断出来る程度でした。

工場勤務から異業種への転職をしようと粘り強く転職活動

勤務先会社が倒産ではなく解散という方法で清算されることが分かったので、現在の収入と会社側で用意した再就職先一覧との兼ね合いで判断する必要がありました。

失業保険給付を利用して、職業訓練校に入ってから転職をすべきか迷いましたが、先に転職活動を始めて決まった時点ですぐに転職を行なった方が良いと判明したので、上司にも報告した上で転職活動を開始しました。

1年間の転職活動期間を見込んでいたわけですが、会社が解散して清算完了するまでの期間が1年半と少なかったので、実際には半年で次の転職先を見つけることが出来て良かったです。

応募したのは全部で11社となりましたが、内定を受けられたのは2社に過ぎません。

異業種への転職を考えていたので、求人誌やサイトを見て応募するよりも、就職活動時と同じように自己分析と即戦力となれるように準備した上で転職すべきだと考えていたので、転職エージェントに相談しながら慌てずに準備を進めました。

本来ならば、システムエンジニア1本に絞って活動出来れば良かったわけですが、リーマンショック後だったこともあり、求人数が少なかったことも原因としてあったので、同時に見込みは薄い不動産業も視野に入れて転職活動を行いました。

結果的にシステム保守管理者としての業務に就けたので良かったと考えています。

 

未経験のシステムエンジニア転職をするためIT専門エージェントを利用

システムアドミニストレーター資格を活かせるシステムエンジニアになれたら良いと考えていたので、IT業界の転職に強いワークポートを利用することにしました。

まだワークポートの名前が多く知れ渡っていたわけでは無いものの、会社の技術部に勤務する同期が早々と転職を決めて会社を去って行ったので、同じ転職エージェントを利用すれば早期転職が出来ると考えました。

実際にワークポートへ登録して担当者と面談して、第一志望がシステムエンジニア、第二志望が不動産営業であると伝えました。2つの異なる業種を希望していたので、システムエンジニアと不動産営業のそれぞれに強いコンサルタントが1人ずつ担当することになりました。

2人の担当者が付くとは知らなかったので、おどろきましたが、両者で連携を取っていたので実際には違和感を感じることもなく、1人のエージェントに連絡した内容が自動的にもう1人のエージェントにも通知されていたことに驚きました。

IT系の転職活動を行なうには、専門のエージェントを利用すると早いと実感しています。

 

工場勤務からメーカー説明員に。仕事のやりがいを感じられ年収もアップ

私が働いている会社のシステム保守管理者という立場では、基本的にシフト制による交代勤務があります。

システムは24時間稼働しているため、保守も24時間行う必要があるからです。

夜勤経験が少なかったものの、無茶な残業が行われることも無く、特別なイベントが発生しない限りは計画的に仕事が出来る点が新鮮でした。

年収も転職して1年後には480万円にまで上昇したので、今までの最高年収に到達するまでに転職から1年で済んだことに驚いています。

工場勤務では、力仕事や立ち仕事が中心でしたが、システム保守管理者はPCからの遠隔操作と点検で見回る業務が中心ですから、運動不足は否めません。

しかし、適度に巡回する業務が含まれているので、机に完全に縛られているわけでは無く、ストレスが溜まりにくい点に助かっています。

シフト制で動けることから、家族には多少不規則な生活に慣れてもらう必要はありましたが、平日に休みが発生することは今までになく新鮮な経験です。

更に上を目指すことも出来ますが、今まで残業代がみなし残業により一定額以上は付かなかったために、朝早くから夜遅くまで働いていた状況から比較すれば、転職後の環境が天国に感じられます。

体調不良により同僚が欠勤した際に全員で分散して業務を補うことも、しっかりと残業代が出るので安心して働くことが出来ます。

システムエンジニアの仕事内容としては、全く社員同士のコミュニケーションが無いのかと思っていましたが、予想以上に業務内容の連絡で口頭説明が多いことに驚いている状況です。

家族からも以前より転職後の方が明るくなったと言われています。

 

工場勤務からシステムエンジニアに転職をする人へのアドバイス

工場勤務を続けていて、特に製造業で毎日残業漬けの毎日を送っていると、会社が置かれている状況を把握する機会が失われがちです。

工場は永続的に続くとは限らず、突然閉鎖となったり、機械のAI化が進むなどで人員削減されることもあるので、いつでも転職出来るように興味がある転職先を意識した資格取得を行なっておくと良いでしょう。

システムアドミニストレーターの資格も、趣味でPCを自作している中で、家庭内ネットワーク環境を構築したことがキッカケとなりました。

興味関心を持てる内容ならば、資格取得のために行なう勉強も自然と楽しいものとなったことに驚いています。

工場勤務であれば、出勤日は固定されているので、休日に受験出来る資格試験を探して、将来起こり得る転職に備えて取得しておくと、いざという時に会社に頼らず自ら転職先を探せることを実感出来ました。

資格取得を目指したキッカケについても転職時の面接では聞かれることが多いので、常に上を目指していることを資格取得と合わせてアピール出来ます。