医療機器ディーラー営業職から同業種内での転職をした36歳男性の体験談

医療機器販売ディーラーで営業として働いていた36歳男性の、同じ業種の営業職への転職体験談を紹介します。

前職での不満は残業の多さと給料の低さ

転職前の仕事は、主に病院や医院で使用する医療機器販売の営業職の仕事をしていました。

病院や医院で使用するもので薬以外の商品、例えば注射器やガーゼ、大きい物だとMRI装置や電子カルテなどを営業販売するのが主な仕事です。

医療機器の販売の営業といってもメーカーではなくディーラーでしたので収入の面からいえば少し不満な点はありました。会社の規模としては中規模ディーラーで社員は約150人ほどの企業です。

私は新卒からその会社に勤務し営業職を約15年勤めていました。毎年新卒を採用する社風の会社でしたので中堅社員といったところです。

医療機器販売業の営業は仕事量も多く、残業も多いです。
残業代は月20時間までは申請をすれば支給されますが会社の社風なのか、残業代を申請する人はほとんどなく、毎日サービス残業で22:00までデスクワークをしていました。

そんな環境でしたので入社して5年〜10年位たつと周りの同期営業は次々と辞めていきました。

私の場合は給料面でいえば他の社員から比べるとまだ給料は恵まれていましたがそれでも競合他社と比較するとやや少なめでした。

仕事量も多く、他の社員の1.5倍くらいの仕事はしていたと思います。

ですから帰る時間はいつも一番最後で会社の鍵をよく締めて帰っていました。

35歳転職限界説に焦り、同業種への転職を検討

会社を辞めようと決意したのが36歳の時でした。

それまでも取引メーカーや他業者から引き抜きの話はありましたが、その時は転職を考えてもいなかったので引き抜きの話は聞き流していただけでした。

ただある時、営業先での雑談で「転職するなら35歳がリミットですよ」と聞いていたので内心焦り始めました。
上司との関係もあまり良くなく、年収がなかなか上がらないことに不満があり、転職してみるのも手かと考えたのです。

ただ転職しても生活レベルを下げる事はしたくないと思っていたので、全く知識がない未経験の業界に飛び込んで1から始めるよりは、15年間営業職をしていた医療機器販売業を選択せざるをえないだろうなと考えました。

転職活動を始める前にまず妻に今の自分の気持ちを伝え同意を得ようと思いました。
妻は、いつも私が仕事で帰ってくるのが遅い事を不満に思っていたひょうですが、会社を辞めることには反対でした。

36歳にして働く環境や場所が変わる事に不安を覚えたのだと思います。そこで就職活動を行い内定をもらってから妻を説得することにしました。

転職活動をする上では、医療機器販売業にはメーカーとディーラーの2つの選択肢がありましたのでメリット・デメリットをそれぞれ考えるようにしました。

メーカーの場合は給料は現状より上がるが転勤のリスクも高いです。

一方、ディーラーの場合は転勤はほとんど無く、仕事内容もほとんど変わらないです。しかし給料は変わらないか、少し下がる可能性があります。

結論として私が選んだのはディーラーを対象に転職活動を行う事でした。

企業サイトと四季報で企業研究を。転職サイトで求人情報を集めた

転職活動で主に活用したのはインターネットや会社四季報でした。特に私が参考にしていた情報は業績と社員数の推移などです。

同じ医療機器販売業といっても名前を知っているだけで実際の業績や業務内容が判らないので、企業研究はそれなりに行いました。
業績をみることは当たり前かもしれませんが、社員数の推移は会社に体力がある一つの指標になると思ったので注意しました。本当に体力がない会社は欠員がでても求人は出せないからです。

転職エージェントと求人サイトは、大手のリクルートを利用しました。

業界トップだけあって、医療機器販売関連ではメーカーもディーラー、商社も多くの求人を見つけることができました。

業界内で同じ営業職への転職。役職は下がったが年収アップ

最終的には私は同じ業界のメーカーではなく同じ業界の100人規模の医療機器販売業の営業職に転職することに決めました。

会社規模としては前職と比較するとやや小さめの会社ですが、やはり転勤がない事が大きな決め手になりました。妻も最初は反対していましたが最終的には私の気持ちを尊重してくれました。

収入の面では年収で50万程アップすることが出来ました。

働く環境としては前職よりは少し仕事量も減り帰社できる時間も少し早くなりました。ただし、待遇の面でいうと前職では課長代理でしたが、転職後はまだ主任です。

やはり課長代理と主任では会社に対する決裁権がちがう為、業務上では自分の思い通りにならない事も多々あり、任される仕事の大きさも少し物足りなく感じることもあります。

業務内容は前職と同じ医療機器販売の営業職だけあって仕事に大きな違いは無いので、転職してから戸惑うこともありませんでした。

同じ業種からの転職なので会社の上層部からも即戦力扱いで期待される部分も正直大きかったですし、自分自身大きな仕事をしなければならないというプレッシャーから焦りもありました。

但し、自分の実力以上の仕事を無理にしようとしても失敗して自分の評価を下げるだけだと思います。

私は「背伸びして自分を大きく見せても仕方がない」と思い、どんな小さな仕事でも丁寧に一つ一つの仕事を確実に達成していくことを日々心がけています。

未経験から医療事務への転職は資格があると強い

これから転職活動をする方へのアドバイスですが、同じ業界の同業種に転職する場合、転職するという情報を事前に周囲に悟られないようにすることが大切です。

転職を仲の良い同僚に相談したいと思われるかもしれませんが、デリケートな問題ですので転職が決まるまでは内密にしていた方がいいと思われます(私の先輩が転職した際には実際に会社間で問題になりました)

面接では、全ての会社で「会社を辞める理由」と「入社してからどんな事をしていきたいか」は聞かれました。

また30代中盤の転職ともなると、企業研究も大切だと思います。
ホームページを隅々まで見ることは最低限、上場企業でしたら決算書をしっかり読んでどんな事業で利益を上げているのかや会社の調子、直近のプレスリリースなども見ておく必要があるでしょう。